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米韓、共同訓練を開始 空母投入、北朝鮮けん制 半島周辺

 【ソウル曽山茂志】韓国国防省は16日、米韓両軍が朝鮮半島有事を想定した共同訓練を半島周辺海域で始めたことを明らかにした。聯合ニュースによると、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長など指導部を狙った「暗殺作戦」を担う特殊作戦部隊も動員し、核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮を強くけん制する。反発する北朝鮮が、弾道ミサイル発射など新たな軍事挑発に乗り出す恐れもある。

 共同訓練は20日までの予定だが、終了後も米軍が単独訓練を数日間続ける見通し。これとは別に、日米韓3カ国は北朝鮮の弾道ミサイルを想定したミサイル探知・追跡演習の実施も協議しており、月内にも実施する方向だ。

 米韓共同訓練には米軍から横須賀基地(神奈川県横須賀市)を拠点にする原子力空母「ロナルド・レーガン」やFA18戦闘攻撃機などが参加。韓国・釜山に入港している巡航ミサイル原子力潜水艦「ミシガン」も加わるとみられる。韓国海軍はイージス艦「世宗大王」や潜水艦など40隻以上を投入。空母の護送、海上封鎖、対潜水艦戦、艦砲射撃訓練などを実施する計画だ。

 黄海では北朝鮮軍特殊部隊の訓練が活発化しており、米韓共同訓練の戦力規模も従来より拡大しているもようだ。

 北朝鮮はこれまで米韓共同軍事訓練に反発して軍事挑発を重ねている。最近は国際社会の経済制裁に同調するような動きをみせる中国に反発するように、中国での重要な国際会議に合わせて核実験や弾道ミサイル発射実験を強行。日米韓は、今週18日に中国で開幕する共産党大会や11月初めのトランプ米大統領の日中韓歴訪に合わせ、北朝鮮が再び規模の大きい軍事挑発を行う恐れがあるとみて警戒を強めている。

=2017/10/17付 西日本新聞朝刊=

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