西日本新聞電子版 1周年記念プレゼント

韓国元国防相を逮捕 世論操作容疑、李元大統領捜査も

 【ソウル曽山茂志】韓国のソウル中央地検は11日未明、李明博(イミョンバク)政権時代(2008~13年)の軍による世論工作事件に関与したとして、軍刑法違反(政治への関与)の疑いで、当時の国防相で前国家安保室長の金寛鎮(キムグァンジン)容疑者(68)を逮捕した。聯合ニュースによると、金容疑者は容疑を否認しているが、地検は李氏の関与を裏付ける内部文書を入手しているとされ、李氏まで捜査が及ぶ可能性が高まっている。

 地検は8日、金容疑者が国防相時代の10~12年、軍のサイバー司令部を使って保守系の李政権に有利になるように世論操作を図ったなどとして、地裁に逮捕状を請求。地裁は「証拠隠滅の疑いがある」として11日、逮捕状を発付した。同司令部の要員を増員する際、革新系の地盤とされる韓国南西部出身者を排除したとして、職権乱用の疑いも持たれている。

 金容疑者は取り調べに対し、北朝鮮の対韓国政治工作に対応する通常の作戦だったとして、容疑を否認しているという。一方、李氏は今月、自身の関与について「とんでもない話だ。国が過去にとらわれている」と述べ、保守政権時代の不正を追及する文在寅政権の姿勢を批判した。

 陸軍出身の金容疑者は、10年から李政権の国防相を務め、次の朴槿恵(パククネ)前政権でも国防相や大統領府国家安保室長を務めた。

=2017/11/12付 西日本新聞朝刊=

→電子版1周年記念!1万円分賞品券やQUOカードが当たる!!

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]