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元駐日大使を聴取 韓国検察 朴政権時に裏金提供疑い

 【ソウル曽山茂志】韓国検察は13日、朴槿恵(パククネ)前大統領の側近で駐日大使を務めたこともある李丙〓(イビョンギ)・元国家情報院長(70)を出頭させ、大統領府に秘密資金を違法に提供した疑いで事情聴取した。聯合ニュースによると、李氏は大筋で容疑を認めているといい、収賄罪などに問われ公判中の朴前大統領への事情聴取が不可避な情勢になっている。

 李氏は同日朝の出頭時、記者団に「国民のみなさまに失望と心配をかけ、大変申し訳ない」などと語った。李氏は2013年6月から駐日大使を約1年間務めた後、情報機関トップの国情院長に就任。その後、大統領秘書室長も務め、15年末の従軍慰安婦問題を巡る日韓合意にも関わった。

 国情院を巡っては、朴政権時に大統領府に月1億ウォン(約1千万円)の秘密資金を渡した疑いが持たれている。資金は総額40億ウォンに上るとされ、朴氏らが私的に流用した疑いもあるという。李氏の前後の院長経験者2人は「大統領側の要求を断れなかった」と容疑を認めているといい、李氏も同様の供述をしたもようだ。

 一方、朴前大統領の前任の李明博(イミョンバク)元大統領は12日、文在寅(ムンジェイン)政権が掲げる「過去の悪弊清算」方針に沿って検察が進める保守政権時の高官を狙った捜査に対し、「改革というより感情的な政治報復という疑念を持っている」と批判。その上で「このような不公正な捜査が続けば、大切な局面に立つ外交、安全保障上を危うくし、国を分裂させてしまう」と述べた。

※〓は「おうへん」に「其」

=2017/11/14付 西日本新聞朝刊=

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