中国、南北首脳会談開催を歓迎 圧力路線継続はけん制

 【北京・川原田健雄】中国は北朝鮮の核・ミサイル問題について「対話による解決」を主張してきただけに、韓国と北朝鮮が合意した南北首脳会談の4月開催を歓迎している。

 中国外務省の耿爽副報道局長は7日の記者会見で「北南双方が収めた積極的な成果はわれわれにとっても喜ばしい。地域の平和・安定に有益であり、関係各国はこのチャンスを逃さず、朝鮮半島の非核化に向けてともに行動すべきだ」と呼び掛けた。

 米国や日本では、国際社会による経済制裁など「最大限の圧力」が北朝鮮を対話姿勢に転換させたとの見方が大勢を占める。日米両政府は今後も圧力路線を継続する構えだ。

 これに対し、中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は7日付の社説で「北朝鮮の低姿勢に乗じて、米国が“高値”を付けて要求すれば過ちを犯すことになる」と指摘し、北朝鮮に一方的な譲歩を求めないようけん制。「米国は徹底的に北朝鮮を抑え付けるという幻想を放棄すべきだ。交渉こそ唯一の道だ」として米朝対話の実現を促した。

=2018/03/08付 西日本新聞朝刊=

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