ヨット 釣り 海上ケーブルカー トレッキング 「海の街」観光強化へ 市、担当部署を増員

海上のヨットから眺める海雲台の高層ビル群の夜景
海上のヨットから眺める海雲台の高層ビル群の夜景
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都心のそばでも釣りが楽しめ、アジやサバが釣れる
都心のそばでも釣りが楽しめ、アジやサバが釣れる
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 韓国・釜山市といえば、何を思い浮かべるだろうか。港、市場、映画祭-。韓国第2の都市で市街地が海に接する同市は、国内外の観光客に海洋観光の魅力を改めてアピールしていく方針だ。海水浴場やヨット、遊覧船ツアー、釣りなど釜山には海で楽しめる観光資源が豊富。見どころを探し歩いてみた。 (釜山・丹村智子)

 港町を海から眺めようと、海雲台区の水営湾ヨット競技場から出発するヨットツアーに参加した。海上橋「広安大橋」の近くでは、海と同様に青い高層ビル群が太陽の光を受けてきらめく。夕暮れ時に出発すれば、夕日と夜景の両方を見られる。

 料金は12人乗りを1時間貸し切りで28万ウォン(約2万7千円)。カップルの貸し切りなら20万ウォンに割引するなど、船会社や利用法によって金額が異なる。市内各地で5人乗りの小型ヨットや、50人以上が乗れる遊覧船など船のツアーが多数行われている。

 釜山の地元住民に最も人気の釣りにも挑戦。ヨット競技場の北側に釣り船の停泊場があり、午前か午後の2~3時間、釣りざおや餌などの道具つきで一人6万ウォン(約6千円)で船釣りを体験できる。初心者の記者にも、船長が餌の付け方からコツまで丁寧に教えてくれる。釣った魚は、希望すれば港に隣接する刺し身店でさばいてくれる。

 ヨットの貸し切りも釣りも、事前予約と料金の前払いが必要だ。地下鉄1号線の南浦駅近くに市の総合観光案内所もある。

 海沿いのトレッキングコースや海上ケーブルカー、ユニークな形の灯台など、海沿いの観光地が次々に開発されている。東義大の劉亨淑(ユヒョンスク)教授(観光学)は「海洋観光の課題は天候に左右されること。悪天候時の代替施設が必要ではないか」と指摘する。市は今月の組織改編で「海洋観光」の担当部署をチームから課に格上げ。職員も7人から17人に増やし、具体的な施策づくりに取り組む方針だ。

=2019/01/21付 西日本新聞朝刊=

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