徴用工像「市民の意見聴取を」 釜山市長、設置場所巡り声明

徴用工像の撤去を巡り、釜山市長への面会を試みる市民団体メンバーとそれを阻止する警官隊=15日、釜山市役所
徴用工像の撤去を巡り、釜山市長への面会を試みる市民団体メンバーとそれを阻止する警官隊=15日、釜山市役所
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 【釜山・前田絵】韓国釜山市の呉巨敦(オゴドン)市長は15日に声明を出し、同市の日本総領事館近くの歩道から撤去した徴用工像の設置場所について、市民の意見を聞く組織を設置し、5月1日までに結論を出したい考えを示した。設置を主導した労働組合系の市民団体は反発し、抗議活動を展開している。

 徴用工像を巡って釜山市は12日、行政代執行で歩道から撤去し、市内の歴史関連施設に移した。道路法や国際儀礼に照らして不適切と判断したとみられる。呉市長は15日の声明で「造形物設置の法的手続きを履行しておらず、市の義務として措置を取らなければならなかった」と説明した。

 釜山日報によると、市民団体側は釜山市長の提案を拒否する構え。市民団体は15日に市役所で抗議集会を開催。約100人が参加し「市長は謝罪せよ」「撤去した像を返せ」などと声を張り上げた。市長との面会を求める十数人が、市役所の1階ロビーで警官隊ともみ合う場面もあった。

=2019/04/16付 西日本新聞朝刊=

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