鈴木圭G1全場制覇 デビュー4年4カ月 史上4人目 開設記念レース 【飯塚】

G1全場制覇を成し遂げて笑顔の鈴木圭一郎
G1全場制覇を成し遂げて笑顔の鈴木圭一郎
写真を見る
写真を見る

 飯塚オートのG1開設61周年記念レースは最終日の23日、最終12Rで優勝戦(1着賞金300万円)があり、鈴木圭一郎(22)=浜松=が、3周回目に先頭を奪う速攻で完全V。わずかデビュー4年4カ月で史上4人目のG1全場制覇を達成した。通算G1Vは5度目。2着は有吉辰也(41)=飯塚=が入り、3着は岩田裕臣(34)=川口だった。5日間の総売上額は9億940万円(目標額10億500万円)だった。

■ヒーロー

 初日から晴れで走った3日間はいずれも試走3・26。ところが優勝戦の試走は3・30。これまでと違い、他選手とも大差はなかった。「乗り味はいいし、タイヤも良かった。試走3・20かなとも思ったが、よく見たら3・30。何でだろう」。一瞬、不安が頭をよぎった。それでも鈴木圭一郎は「落ち着いていくしかない。試走が悪いからと、焦って攻めると絶対に事故になる」。自らの体感だけを信じ、冷静さを保ってレースに臨むと、後続をぶっちぎる圧勝劇を演じてみせた。

 最終決戦は、10メートルオープンの大外8枠からの戦い。位置的には厳しかったが、猛烈なS攻勢から1角を3番手で通過すると、3角で先頭の岩田裕臣の2番手へ。「岩田さんが締めていたので内からは無理」。そう判断すると3周1角でまくりを打ち、あっさりと先頭へ立った。あとは「いつも通り自分を信じて逃げるだけ」。最後は、3・336の超抜タイムでゴールを駆け抜けた。

 この優勝でG1全場制覇を達成。しかし、その喜びよりも飯塚で優勝できたことの方がうれしかった。「飯塚はずっと準優勝ばかり。それにここは(2級車時代の)32期新人王決定戦でV経験はあるけど、同期の吉原(恭佑)君から『新人王の優勝は優勝じゃない』とばかにされていたので」と笑顔を見せた。

 今後の目標は、年末の大一番、スーパースター王座決定戦優勝でも、残すはオートグランプリだけとなったSG全冠制覇でもない。「記憶に残るレースをすること。たとえ、負けていても見ていて楽しかった、と言われるようなレースがしたい」ときっぱり。“これぞオートレース”と語り継がれるレース内容で業界を盛り上げることを誓った。 (三島)

■戦い終わって

 有吉辰也(2着)車はすごく良かった。(鈴木圭には)体勢が取れていないうちに早めにやられた。

 岩田裕臣(3着)すごくハネた。調整失敗。

 浅香 潤(4着)車は今節の中で一番良かった。

 荒尾 聡(5着)ハネたが、車は悪くなかった。

 越智尚寿(6着)まだ全体にアップさせないと…。

 藤岡一樹(7着)軽くて力がなかった。調整失敗。

 大木 光(8着)車は問題ないが、ペースが…。

◆鈴木 圭一郎(すずき・けいいちろう)1994年11月30日、東京都生まれ。160センチ、50キロ、血液型A。32期生として2013年7月に選手登録。同期には吉原恭佑、益春菜らがいる。16年10月、川口全日本選抜でデビュー後最短、最年少でSG初制覇。通算259勝、20V(SG5、G15)

=2017/11/24付 西日本スポーツ=

西日本新聞のイチオシ [PR]

ソフトバンクホークス選手の写真販売中!

西日本新聞のイチオシ [PR]