鈴木が大会連覇 全日本選抜 【飯塚】

雨のSGを初めて制し、笑顔の鈴木圭一郎
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 飯塚オートのオッズパーク杯SG「第31回全日本選抜オートレース」は最終日の10日、最終12Rで優勝戦(1着賞金1300万円)があり、鈴木圭一郎(23)=浜松=がトップSから逃げ切り勝ち。大会連覇を果たすとともに、SG通算6度目のVを挙げた。SG連続Vを狙った荒尾聡(36)=飯塚=が2着。3着には新井恵匠(33)=伊勢崎=が最後尾から追い上げた。5日間の総売上額は14億1914万円(目標15億2400万円)だった。

■ヒーロー 雨のSG初V「うれしい」

 昨年末の大きな借りは新年早々、返した。ブチ走路で争ったスーパースターは終盤、仕掛けに行ったところを、うまく攻めた荒尾聡にVを奪われて3着。「雨で荒尾さんにリベンジという思いはあったし、雨でSGを取りたかった。今年最初のレースで勝てたことよりも、雨で優勝できたことの方がうれしい」。前回大会でSGを初制覇して以降、これまでに勝った5Vは全て良走路。湿、ブチ走路での優勝戦は、高橋貢、荒尾などの高いカベに阻まれてきた。それだけに、「言葉にならないくらいうれしい」と素直に喜んだ。

 勝因は間違いなくSだった。今節、切れ味に納得できていなかったSは、クラッチのワイヤを換えたことで一変。準決までとは「比べものにならないくらい良かった」と自信を持って大一番に臨んだ。「荒尾さんに前に行かれるとうまく走られる」。最大の敵と見ていた荒尾に先行し、真っ先に1角を通過すると、あとは一人旅。「後半でタイヤが滑ってもいいから、できるだけ前半で引き離しておこうと全力で走った」。2番手で追う荒尾に、仕掛ける隙さえも与えなかった。

 ただ、圧勝しても雨の走り方には課題を口にした。それはSで失敗した時に、うまく内を使ってさばくこと。「荒尾さんや貢(高橋)さんは、それがきちんとできている。テクニックの問題。その辺を身に付けて、最後にはアタマまで行っている選手になりたい」。現状に満足することなく精進を重ね、「引き続き雨でも晴れでも“圭一郎”と言わせたい」。進化の歩みを止めない“圭一郎”から、今年も目を離せない。 (三島)

 ◆鈴木 圭一郎(すずき・けいいちろう)1994年11月30日、東京都生まれ。160センチ、50キロ、血液型A。32期生として2013年7月に選手登録。同期には吉原恭佑、益春菜らがいる。16年10月の川口SG全日本選抜において、デビュー最短、最年少でSG優勝して以降、前人未到のSG4連続Vを達成。通算270勝、22V(SG6、G15)

■戦い終わって

 荒尾 聡(2着)圭一郎がSから速かった。雨の絶対的な強さを持てるよう一から練習をし直す。

 新井恵匠(3着)外仕様のセッティングにしてエンジンはまずまずだった。

 金子大輔(4着)車は行っていなかった準決の方が乗りやすかった。

 中村雅人(5着)試走から少し重かった。ずっと外を走っていれば良かった。

 高橋 貢(6着)Sは出た瞬間、失速。エンジンは試走と全然違った。冷えすぎて重くなった。

 青山周平(7着)結局、Sはムラ…。自分のコースを走らないと滑った。

 木村武之(8着)調整失敗。Sは良かったけど、止まりが悪くてきつかった。

=2018/01/11付 西日本スポーツ=

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