金子速攻G2 3度目V 若獅子杯争奪戦 【山陽】

大会2度目のVを飾り、ガッツポーズの金子大輔
大会2度目のVを飾り、ガッツポーズの金子大輔
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 28期以降の選手で争った山陽オートのG2第28回若獅子杯争奪戦は最終日の28日、最終12Rで優勝戦(1着賞金150万円)を行い、金子大輔(37)=浜松=が、バックで早々と先頭に立つ速攻劇で快勝。4大会ぶり2度目、G2通算では3度目のVを挙げた。大会連覇を狙った新井恵匠(33)=伊勢崎=が2着。3着には最後方から追い上げた吉原恭佑(29)=伊勢崎=が入った。5日間の総売上額は、初日が雪で中止(順延なし)になった影響もあり、7億4370万円にとどまった(目標8億7820万円)。

 ■ヒーロー

 終わってみれば、大舞台での経験値が最も高い金子大輔に凱歌(がいか)が上がった。結果だけを見れば、わずか1周回での決着というあっさりしたものだが、道中の巧みさが光った内容の濃い勝ちっぷり。「久しくグレード戦を勝てなかったのでホッとしている」と旅行で真っ黒に日焼けした顔から白い歯をのぞかせた。

 Sは4番手だったが、1角でトップSの佐藤貴也が青山周平を突っ張ったところをうまくすくって、あっという間に先頭へ。しかし、すぐ後ろには一番試走を叩き出し、人気を集めた新井恵匠がぴたり。エンジン面は確実に「恵匠の方が良かった」。それでもSGを2度も制した実力者は、コース取り、落ち着きぶりで勝っていた。「恵匠が見えたらけん制して終始、音がする方へと車を振った。後ろを透視していました(笑)」。これには新井も「勉強になった」と脱帽。さすがの走りで完封した。

 一昨年末の大一番、スーパースター王座決定戦で他落の憂き目。約半年後に復帰したものの、なかなか結果は残せなかった。ようやくの復帰後初Vは昨年11月末の伊勢崎一般戦。ところがそれでも波に乗りきれず、昨年末の一般戦で自落、SG川口スーパースター王座決定戦で痛恨の欠車と再び不運に見舞われた。

 「最近はついていないことばかり。今節後に太宰府天満宮にお参りに行って、悪い流れを変えたいと思っていたところだった」。しかし、その参拝前に悪い流れを自らの手で断ち切った。さあ、あとは反転攻勢。2年連続で悔しさしか味わっていないスーパースターの大舞台まで突っ走る。 (三島)

 ◆金子 大輔(かねこ・だいすけ)1980年4月17日、千葉県生まれ。171センチ、62キロ、血液型O。29期生として2004年7月に選手登録。同期は佐藤貴也、青木治親、丹村飛竜ら。11年に伊勢崎グランプリでSG初制覇。通算573勝、39V(うちSG2、G1 4、G2 3)。

 ■戦い終わって

 新井恵匠(2着)エンジンがいっぱい。最初は余裕があったけど、最後は滑っていた。

 吉原恭佑(3着)Sで空回りした。車は良かったけど、ペースは前と一緒じゃ追い付かない。

 渡辺 篤(4着)試走から滑りそうな感じがあって仕掛けるのをちゅうちょした。でも十分です。

 佐藤貴也(5着)気温が上がった4日目から車はそんなに良くなかった。

 青山周平(6着)タイヤがハネていたし、エンジンも足りていなかった。

 人見剛志(7着)雨は自分なりに乗れたと思う。周りが速かった。

 岩見貴史(8着)エンジンが合っていなくて外コースは走れなかった。

=2018/01/29付 西日本スポーツ=

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