アビスパが森本とユ・インス獲得へ ウェリ去って“おつり”きた

 昇格へ「2018年型」の攻撃陣着々! J2アビスパ福岡が元日本代表FW森本貴幸(29)と元U-22(22歳以下)韓国代表MF兪仁秀(ユ・インス)(23)を獲得することが4日、濃厚になった。森本はJ1川崎から完全移籍で獲得、兪仁秀はFC東京からの期限付き移籍の方向で最終調整に入っている。絶対的エースだったウェリントンがJ1神戸に移籍したことを踏まえ、さまざまなタイプのアタッカーを補強し、多彩な攻撃パターンを構築していく。

 エースを失っても、おつりがくる!? 福岡が「ウェリショック」を振り払うような豪華補強を着々と進めていた。その目玉の一人が森本だった。

 東京V時代の2004年に「15歳11カ月28日」でJ1最年少ゴールを決めたストライカー。10年ワールドカップ日本代表でイタリア・セリエAでも活躍した森本は昨季J1制覇を果たした川崎でプレー。リーグ戦11試合出場で3得点ながら、昨年9月の天皇杯4回戦(対清水)ではハットトリックを達成している。

 昨季J2最少タイの36失点(1試合平均0・86失点)と堅守を誇った福岡だが、J2の22チーム中12番目という54得点(同1・29得点)で4位に終わった。3位名古屋とのJ1昇格プレーオフ決勝ではスコアレスドローで涙をのんだ。井原監督は補強プランについて「得点が少なかったのは数字的に顕著。攻撃のところで変化を与えられる選手は必要」と明言。クラブはゴール前での決定力に秀でた森本の得点感覚は衰えていないと判断し、獲得に動いていた。

 リーグ戦でチーム総得点の約3分の1を挙げたウェリントンに依存するスタイルを改善できなかったことを踏まえ、井原監督は多彩な攻撃パターンの確立を目指す。そのキーマンとなるのが兪仁秀だ。攻撃的なポジションならどこでもこなせる万能型で豊富な運動量とミドルシュートが武器。16年から加入したFC東京ではJ3の同U-23を主戦場に2年間で計19ゴールを挙げ、J2でも大きな飛躍が見込まれる。

 188センチのウェリントンよりも長身(193センチ)の新外国人FWのトゥーリオ・デ・メロが加入。大分に期限付き移籍した昨季、司令塔としてトリニータの躍進を支えた鈴木惇のアビスパ復帰が4日に発表され、パスの「出し手」も得た。

 この日、福岡の川森社長は個人名に口を閉ざしたものの、こう言及した。「得点は課題の一つ。チーム全体の戦い(組織)で得点ができるようにしたい。(新体制発表の)10日に形にする。もう少しお待ちを」。18年型の陣容が整いつつある。

■今季スローガン「感動と勝ちにこだわる」

 J2アビスパ福岡は4日、福岡市東区のクラブ本社で仕事始めの朝礼を開き、川森敬史社長が職員の前で「J1で戦える権利をつかみ、皆さんと喜びを分かち合える1年に」と訓示。今季のスローガン「感動と勝ちにこだわる」を発表した。

 川森社長は「J1昇格プレーオフの試合は感動したという声をいただいた。しかし、負けはしなかったが、勝てなかった」とスローガンの意図を説明。クラブの職員に対しては、ホームゲームの平均入場者数1万人などの目標達成を求めた。

=2018/01/05付 西日本スポーツ=

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