J2福岡 暫定4位に浮上 城後が先制&決勝弾 「勝ち点3以上の価値がある」

後半26分、この日2点目のゴールを決め喜ぶ福岡・城後(左から2人目)(撮影・山口楊平)
後半26分、この日2点目のゴールを決め喜ぶ福岡・城後(左から2人目)(撮影・山口楊平)
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勝利を喜ぶ福岡・城後(右)と山瀬。この日2人で3得点を挙げる
勝利を喜ぶ福岡・城後(右)と山瀬。この日2人で3得点を挙げる
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サポーターにアピールする城後
サポーターにアピールする城後
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 ◆明治安田生命J2:第35節 福岡3-1大宮(29日・レベスタ)

 J2アビスパ福岡がホームで大宮を3-1で撃破し、暫定4位に浮上した。11試合ぶりに先発出場した城後寿(32)が2ゴール。前半1分に先制すると、1-1の後半26分に勝ち越し点を挙げた。後半39分には途中出場の山瀬功治(37)の19年連続となるゴールでダメを押した。大分は水戸に2-1で勝ち、自動昇格圏の2位に立った。

 百戦錬磨の“キング”が本能でチャンスに反応した。同点に追いつかれ、劣勢に立たされていた後半26分。右にそれた石津のシュートに、城後が滑り込みながら右足で合わせた。「ああいう場面で詰めておくのがFW。チームを勝利に導けて良かった」。自身この日2点目で昇格争いのライバル大宮を一蹴し、今季一番の笑顔を輝かせた。

 前々節の愛媛戦で看板を破損させたドゥドゥは出場停止。さらに井原監督は中2日の過密日程を考慮し、敗れた前節京都戦から先発を3人入れ替えた。城後にとっては7月25日のアウェー徳島戦以来、約2カ月ぶりのスタメン。「チームが苦しい状況で何とかしないと、出る意味がない」と人一倍燃えていた。試合開始からエンジンを全開にし、開始38秒で相手3人に囲まれながら迷わずミドル弾を放って先制。今季レベスタ初ゴールで勢いに乗り、2015年11月23日岐阜戦以来となる2ゴールで観衆のボルテージを最高潮に上げた。

 大宮のキャプテンマークを付けた三門は昨季の福岡の主将。三門ら主力の多くが昨オフに退団した中で、アビスパ一筋14年目の城後はクラブ愛を貫いた。「クラブを思う人が残れば、まとまって戦える。このチームはJ1にいなきゃいけない」。ベンチスタートが続く現状に「キングと呼ばないで」とお願いしつつ、居残りでシュートを練習。ようやく巡ってきたチャンスをものにし、“キング”の面目躍如となった。

 城後の2発で勢いづいた福岡は、井原監督就任後6戦目で大宮に初勝利。「勝負の9月」と位置づけた7試合は3勝2分け2敗と苦しんだが、井原監督は「パーフェクトに近い試合だった」と手応えをつかんだ。城後も「勝ち点3以上の価値がある。勢いに乗れば、優勝の可能性もある」とこの1勝の重みを強調する。正念場の一戦を乗り切り、残す上位対決は11月の町田戦のみ。逆転昇格へ、今度こそラストスパートをかける。 (末継智章)

=2018/09/30付 西日本スポーツ=

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