J2福岡新守護神セランテス 「キャプテン翼」から影響…オレもSGGKになる!

新加入した福岡のGKセランテス
新加入した福岡のGKセランテス
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 J2アビスパ福岡にスペイン1部リーグのCDレガネスから新加入したGKセランテス(29)が、新守護神として悲願のJ1昇格へと導く活躍を誓った。日本のアニメ「キャプテン翼」に登場するGK若林源三に影響を受けて始めたサッカー人生。自らの“原点”ともいえる異国の新天地で、16年間在籍した神山竜一(JFL・ラインメール青森)から引き継いだ「1」を背負い、ゴールを守り抜く。

■メッシらと対戦経験

 初の海外挑戦となる新天地は日本を選んだ。「素晴らしい国でサッカーができるチャンスを与えてもらったのはすごく幸運なこと」。母国スペイン代表として活躍したJ1神戸のイニエスタや鳥栖のフェルナンドトーレスが相次いで来日したことも背中を押した。

 実績は十分だ。2008年にプロ入りし、昨季まで通算182試合に出場。CDレガネス時代はバルセロナのメッシやスアレスといった世界の超一流とも対戦した。「そういう選手とやってきたということは自分の中でも大きな経験。落ち着いたプレーに生かしたい」と自信を漂わせた。

 日本には浅からぬ縁がある。アニメ「キャプテン翼」に登場するGK若林源三に憧れ、6歳の時にサッカーを始めたからだ。最初に入ったチームにGKがいなかったこともあり、挑戦したところ、うまく適応。そのままGKになったという。

■「足で攻撃の起点に」

 身長184センチとGKとして上背はないが、反応スピードは速い。また「足元のプレーが得意」と口にする。スペイン時代はチームスタイルでその足元の技術を生かす機会は少なかった。GKを起点に攻撃を組み立てることもある福岡のスタイルに「GKが求められるのは理想の形」と追い風も感じている。

 コーチングやコミュニケーション能力も求められるGKとして日本語の習得が喫緊の課題だ。宮崎キャンプ中も(動画投稿サイトの)ユーチューブで日本語を学んだり、スペインでプレーしていた田辺やスペイン語を知る鈴木に教えてもらったり。既に練習では日本語で「速く、絞れ、中、外、(ワンタッチで)返せ、強く」などと大声で指示。開幕に向けて着々と準備を進めている。

 昨季26試合に出場したGK囲は、移籍期間が満了しJ1C大阪に復帰した。杉山、山ノ井と繰り広げられるレギュラー争い。「今シーズンは少しでも良い成績を残し、昇格に近づけたい」。守護神の座をつかみ取り、4季ぶりの昇格に貢献する。 (広田亜貴子)

 ◆若林源三(わかばやし・げんぞう)静岡県南葛市出身。修哲小FC、南葛SCで小学5、6年時に全日本少年サッカー大会優勝。小学校卒業後、西ドイツ(連載当時)・ハンブルガーSVの下部組織入りし、15歳でトップチームデビューを果たす。日本ユース代表でワールドユース優勝に貢献。試合中もかぶるキャップがトレードマーク。「絶好調の若林からペナルティーエリア外のシュートを決めた選手はいない」といわれ「SGGK(スーパーグレートゴールキーパー)」の異名を持つ漫画キャプテン翼の架空キャラクター。

=2019/02/18付 西日本スポーツ=

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