J2福岡・ペッキア監督「今までと違う」開幕へ自信 新戦術で得点力アップ

開幕へ向けて練習に熱が入るペッキア監督(右)と主将の鈴木
開幕へ向けて練習に熱が入るペッキア監督(右)と主将の鈴木
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 J2アビスパ福岡がJ2開幕の24日、アウェー琉球戦(タピック県総ひやごんスタジアム)に臨む。昨季までの堅守速攻のスタイルを転換し、ファビオ・ペッキア新監督(45)が目指す攻撃的サッカーで開幕戦勝利をにらむ。選手にも「守備はゴールを守るためではなく、ボールを奪って攻撃するため」と浸透。21日は2部練習を行い、リーグ戦のスタートダッシュに向けてチームの一体感を高めた。

■24日に琉球戦

 開幕戦に向け、チームの仕上がり具合に自信をのぞかせる。「アグレッシブなポゼッション(保持)の高いサッカーを選手みんなが理解してくれた」。今季から指揮を執るペッキア監督は約1カ月の練習で新たなサッカーを浸透させた。

 選手たちは監督の意図を体現し始めている。今季主将の鈴木惇は「今までは相手の良さを消してゴールを守っていた」と守り重視だった昨季までを振り返り、今季は「ゴールを守る守備ではなく、点を取るためにボールを奪う守備。自分たちからアクションを起こすサッカーというのは今までと違う」と新たな戦術での得点力アップに自信をみせる。

 苦い経験がある。昨季まで4年監督を務めた井原正巳前監督は堅守速攻を掲げてきたが、得点力不足が課題となり、昨季はJ2で7位の58得点だった。J1参入プレーオフ進出を懸けた最終節でも岐阜と0-0のドロー。最後まで決定力不足が響きJ1昇格を逃した。

 その実情を踏まえ、攻撃的なサッカーを信条とするペッキア監督は「ゴールチャンスがある時は必ずゴールに向かっていくこと。ロングシュート、ヘディング、こぼれ球を拾うことであろうと全てはゴールのためにする」と常にゴールを意識する姿勢を徹底させる。

 練習では前線からのプレスを重視。高い位置でボールを奪い、短いパスをダイレクトでつないでゴールに迫るスピードあるサッカーを展開する。16日のJ1鳥栖との練習試合では、1-2で敗れたものの前半は主導権を握り、ゴール前で何度も好機をつくった。

 昨季リーグ最多の70得点を挙げてJ3を制し、初めてJ2に昇格した琉球に対してペッキア監督は「ポゼッションのうまいチーム。きっと死に物狂いでくる」と気持ちを引き締めた。 (広田亜貴子)

=2019/02/22付 西日本スポーツ=

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