西武おかわり驚異の8月 HRに要する打数が半減 月間MVPにも不満の理由は…

月間MVPを受賞し会見に臨む西武・中村
月間MVPを受賞し会見に臨む西武・中村
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 プロ野球のセ、パ両リーグは11日、8月の月間MVPを発表し、パの打者部門で西武の中村剛也内野手(35)が3年ぶりに選ばれた。2015年7月以来で2度目の受賞。投手部門はソフトバンクの千賀滉大投手(25)が初めて選ばれた。

 中村は8月は全26試合に出場しリーグトップの12本塁打。4日の日本ハム戦からはリーグ記録に並ぶ6試合連続本塁打をマークし、過去4度あった月間11本塁打の自己記録を更新した。26打点も同僚の浅村と並んでリーグトップ、打率3割1分9厘は同6位だった。

 不振、故障に苦しんだシーズン前半戦からの驚異的な復調ぶりを示す1カ月でもあった。今季打率は7月終了時点で.199だったが、8月を終えて.241まで上昇。本塁打率は7月まで15.09(166打数÷11本)→8月は7.58(91打数÷12本)と1本塁打を打つのに要する打数がほぼ半減し、過去6度の本塁打王を獲得している“アーチスト”が完全によみがえった。

 月間12本塁打のうち6本は直球を打ったもの。甘いコースを逃さず仕留めたのはもちろん、24日のソフトバンク戦では内角の厳しい直球を巧みな技術でヤフオクドームの左翼ポール際へ運び、打たれた千賀がマウンド上で苦笑いするシーンもあった。

 15日で35歳になった中村もよほど手応えがあったとみえ、受賞会見では「8月はもっと打てるかなと思った。スイングの軌道などすごく感覚が良かった。思いのほか(本塁打数が)伸びなかった」とハイレベルな数字を残しながらも不満そうに振り返った。

 9月に入っても9日までの7試合で打率4割超をマークするなど好調をキープ。10年ぶりの優勝を目指すチームは残り21試合のうち13試合が2位ソフトバンク、3位日本ハムが相手で、中村は両カードで計11本塁打を放っている。ペナント争いが大詰めを迎える中、10年前の歓喜を知る数少ないベテランが復活した打棒で悲願へ導けるか。

=2018/09/11 西日本スポーツ=

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