「稼頭央コール」も無念……西武・松井、2打席凡退

7回無死一塁、空振り三振に倒れる代打・松井
7回無死一塁、空振り三振に倒れる代打・松井
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 ◆西武1-3ソフトバンク(29日・メットライフドーム)

 叫びにも似た「稼頭央コール」は、松井の耳にしっかり届いていた。歓喜のゴールがお預けとなった敗戦後。球場の長い階段を上りながら、つぶやいた。「あれだけの大歓声を頂いて…。あの時以上だったかもしれない」。本拠地メットライフドームでの古巣復帰後初打席となった4月29日の楽天戦。「忘れられない」と引退会見で振り返った「あの時」の大喝采を上回るファンの願いに応えたかった。

 2点を追う7回無死一塁、メヒアの代打で登場。フルカウントからミランダの真っすぐにバットは空を切った。9回1死では一ゴロ。森のカットボールを捉えきれなかった。2打席で6球ずつ。変化球を1球見逃した以外、ストライクの球はすべて振っていった。今月5日の日本ハム戦以来の打席。ブランクが響いたのか、バットから快音は出なかった。

 レギュラーシーズンではホーム最終戦。本拠地のファンに胴上げを見せたかった。「準備はしていたし、何とかつなぎたかったけれど…。でも、明日も試合はある。気持ちを切り替えていきます」。全身で受け取ったスタンドからの“声”を記憶にとどめ、札幌へ向かう。 (西口憲一)

=2018/09/30付 西日本スポーツ=

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