西武、投壊ドミノ CS同一ステージワーストの38失点 「獅子脅し打線」も急ブレーキ

ベンチで渋い表情の西武・辻監督
ベンチで渋い表情の西武・辻監督
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2回2死一塁、甲斐に2ランを浴びた西武・今井
2回2死一塁、甲斐に2ランを浴びた西武・今井
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7回、ソフトバンクに追加点を許し、汗をぬぐう西武・マーティン
7回、ソフトバンクに追加点を許し、汗をぬぐう西武・マーティン
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7回2死、右飛に倒れた西武・秋山
7回2死、右飛に倒れた西武・秋山
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6回1死二、三塁、見逃し三振に倒れる西武・中村
6回1死二、三塁、見逃し三振に倒れる西武・中村
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 ◆パ・リーグCSファイナルステージ:第4戦 西武2-8ソフトバンク(20日・メットライフドーム)

 リーグ覇者の獅子が追い込まれた。投壊に歯止めがかからず、CS同一ステージワーストの計38失点。レギュラーシーズンは打たれてもそれ以上に打って勝ってきたが“獅子脅し打線”も中心打者の不振で大爆発とはいかない。しかも初回の守りで森友哉捕手(23)が左手首を痛めて退場し、第5戦の先発は厳しい状況。苦難を乗り越え、最終戦に望みをつなぐ。

■四球7個も

 王者が窮地に立たされた。投壊に歯止めが利かず、CS同一ステージワーストとなった失点は38で1試合平均9・5。レギュラーシーズンのチーム防御率はリーグ最低の4・24だが、それにしても取られすぎだ。辻監督は「それだけ取られたら簡単にはいかないよ…」と険しい表情だった。

 先発の今井は初回2死一塁、柳田に先制2ランを浴びた。「ランナーを気にしてクイックで投げると、外の真っすぐが弱い球になった。高めに浮くと、柳田さんなんで…」。その走者は2死から歩かせたグラシアルだ。

 2点ビハイントの7回には、4番手の増田と5番手のマーティンの計4四球が絡んで、決定的な4点を献上した。第3戦は9四球で15失点を喫し、この試合も7四球で8失点。ソフトバンクの強力打線を相手に際どいコースを突いたとはいえ、辻監督は「四球がね…。何でだろうね。7回を踏ん張っておけば」と首をかしげた。

 そんな投手陣をカバーしてきた自慢の“獅子脅し打線”にも急ブレーキがかかった。2点を追う5回1死二塁では秋山が初球を打って左飛。6回1死二、三塁では中村が3球見逃しで三振。ここぞの場面で力を発揮し、リーグ優勝に貢献した2人が、CSでは秋山が16打数1安打、中村が15打数1安打。打率は1割にも満たない。

 秋山は試合後、山川らとともに室内練習場で約1時間、打ち込んだ。「自分が塁に出ていないので、攻撃が後手になっている。結果が出ていないことで、チームに迷惑をかけている」。責任を背負い、必死に復調を図っている。

 後がない第5戦。第3戦で先発した榎田をブルペン待機させるなど総力戦で臨む。辻監督は「全力で勝ちにいく。全員でやるしかない」と力を込めた。10年ぶりの頂点に立った今季。日本一への道のりをCSで途切れさせるわけにはいかない。 (松田達也)

=2018/10/21付 西日本スポーツ=

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