西武・辻監督が語った今季の展望 新・獅子脅し打線の構想、エースの条件とは

リラックスした表情でナインの練習を見守る西武・辻監督=5日
リラックスした表情でナインの練習を見守る西武・辻監督=5日
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 昨季西武を10年ぶりのリーグ制覇に導いた辻発彦監督(60)に、2連覇を狙う今季の展望やチームづくりの現状などを聞いた。菊池、炭谷、浅村の主力3選手が抜け、厳しい戦いが予想される新シーズン。開幕カードで宿敵ソフトバンクと激突する。 (聞き手・構成=小畑大悟)

■若手にチャンス 競争意識感じる

 -宮崎・南郷キャンプも15日から最終クール。ここまでを振り返って。

 「昨年より成長している選手がいるか、新戦力の力量を見てきた。(主力が抜けて)若い選手にとってチャンスということもあり、競争意識が感じられる。一生懸命に自分の課題に取り組んでいる」

 -自慢の「獅子脅し打線」は打点王の浅村が抜けた。今年の骨格は。

 「骨格なんてまだまだ。実戦に入ってから。(3番の)浅村がいなくなったから野球がそんなに変わるということはない。外崎だって、秋山だって3番に入れるし、勝負強いところもある。心配していない」

 -昨季は主に1番だった秋山の3番起用もある。

 「秋山はどこだってできるので、全ては他の選手次第かな。1番を打てる選手がいれば考えるかもしれない。9番との兼ね合いもある。1番だったり、3番だったりという打順になる。(4番は)山川以外いないでしょ。5、6、7番の青写真はだいたいできている」

 -投手陣はエースの菊池が抜けた。昨季最多勝の多和田をエースと呼べるのか。

 「うーん、違うでしょ。まず第1条件として一シーズンを通して故障なく投げ抜くということ。試合をつくり、ある程度のイニングを投げないと。エースは絶対に3連戦の頭にくる。どのチームもいい投手がくるわけだからそこで結果を出さなきゃいけない。劣勢のときでもチームを救う勝利だったり、投げっぷりだったり、全てでそういうふうにならないと」

 -昨季はリーグ優勝をしながらクライマックスシリーズでソフトバンクに敗れた。今年は因縁のソフトバンクとの開幕3連戦だ。

 「終わってみれば昨年の(開幕)8連勝はすごかったと思うし、一昨年も2勝1敗で勝ち越していいスタートを切れた。でもそれは分からない。3連敗するかもしれないし、3連勝するかもしれん。そりゃ三つとも勝ちたいけど、そんなに意識はしていない」

 -戦いにくい相手か。

 「ヤフオクドームは苦手としているからね。メットライフドームではずっと勝率がいいわけだから。福岡で勝率が悪い理由にはファンとか雰囲気もある。なぜメットライフドームでうちが勝てるのかというとファンの力が大きい」

 -ソフトバンクの強さとは。

 「誰もが選手層の厚さを認めている。日本一になったチームだし、修羅場をくぐってきているから気持ちが強い選手も多い。打線はしぶとく長打力もあるし、投手もそろっている。バランスがいいチーム。ソフトバンクの力はみんな認めている。あとはうちの選手がどういう気持ちで戦ってくれるかだね」

=2019/02/15付 西日本スポーツ=

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