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深川が43歳でSG初制覇 ダービー 【平和島】

ボートレースダービーで優勝し、ファンの声援に応える深川真二
ボートレースダービーで優勝し、ファンの声援に応える深川真二
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優勝し表彰台に上がる深川真二。左は2着の魚谷智之、右は3着の白井英治。手前は重量挙げの三宅宏実
優勝し表彰台に上がる深川真二。左は2着の魚谷智之、右は3着の白井英治。手前は重量挙げの三宅宏実
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 平和島ボートのSG「第64回ボートレースダービー」(優勝賞金3500万円)は最終日の29日、12Rで優勝戦を行い、6号艇・深川真二(43)=佐賀=が、差しを決めて1着。5度目のSG優出で、悲願の初制覇を果たした。通算では81回目のV。人気を集めた1号艇・魚谷智之は2着。3着に白井英治が入った。6日間の総売上額は約85億7千万円(目標額90億円)だった。

 ■ヒーロー “イン屋”自慢の出足発揮

 ゴールラインを通過しても、後輩・峰竜太が抱いてきても、深川の表情はさほど変わらなかった。「うれしいことはうれしいけど、1着を取ったというだけだよ」。優勝した瞬間、右手人さし指を小さく立てたが、「何かしないといけないかなと思ってしただけ」とサラリとかわした。

 「生まれてから一度も緊張したことがない」と豪語する男は、大舞台でも冷静そのものだった。前付けの2コースからトップSを決めると、的確な差しハンドル。「ペラをじっくり調整ができたのが良かった。2コースが取れたのも大きかったね」と、“イン屋”が自慢の強力な出足を発揮するにはうってつけだった。

 ゴーイング・マイウェイ--。それが深川の強さの秘訣(ひけつ)だ。「自分のレースを貫くことだけ。他のことは何も考えないね。相手が誰であっても前付けに行く。それがオレ」と実に単純明快。来年、大学受験を迎える娘への助言も「自分の好きなことをしなさい」と、自分の生き方を伝えただけだった。

 賞金ランキングは9位に浮上し、1位の峰竜太とともに年末の大一番・グランプリ初出場を決めた。それでも「負けたら悔しいから勝ちたい。一般戦でもSGでもそれだけ」と気持ちにブレはない。「竜太は竜太、オレはオレ。性格は全く違う。お互いがそれぞれのやり方でボートレースを盛り上げたい」と、最後まで“らしさ”全開。これからも深川らしく、わが道を突き進んで行く。 (渡辺)

 深川 真二(ふかがわ・しんじ)佐賀県龍谷高校中退。1992年11月にからつでデビュー。今年で選手生活25年を迎えた。通算1741勝、優勝は81回。同期は山崎智也、海野ゆかり、馬袋義則ら。

 ■優勝戦VTR

 S展示は白井がピット離れで遅れ、4枠の今垣はダッシュを選択。(1)(3)(5)(6)(2)/(4)の5対1。本番では深川が2コースまで潜り込んで(1)(6)(2)(3)(5)/(4)の5対1。

 単騎ガマシの今垣がSでドカ遅れしたが、スロー5艇はほぼ横一線のスリット隊形。イン魚谷が先マイに成功も、その懐を鋭くエグった深川がへさきをねじ込むと、2Mを先取りに成功。道中で猛追する魚谷を振り切った。3着争いは最後までもつれたが、白井が峰をかわして入線。

 【戦い終わって】

 魚谷智之(2着)(気圧が下がって)やっぱりちょっと重たかった。

 白井英治(3着)うーん…。進入は大胆に攻めようと思ったんだが、消化不良。チルト0が良くなかったかな。伸びは良くなっていたんだが。

 峰 竜太(4着)優勝戦なので足うんぬんの話ではない。ただ進入は失敗したかな。でも真二さん(深川)が優勝でよかった。

 前本泰和(5着)(調整を合わせ切れなかった自分が)力不足。回っていなくてターンで重たかった。

 今垣光太郎(6着)回っていなくて、起こしで鳴いてしまった。

=2017/10/30付 西日本スポーツ=

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