関浩哉 G1でデビュー初V ヤングダービー 【浜名湖】

表彰式でG1初優勝に笑顔の関浩哉
表彰式でG1初優勝に笑顔の関浩哉
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水神祭で喜びを爆発させる関=中日スポーツ提供
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優勝戦1周2Mをトップで回る関(手前)=中日スポーツ提供
優勝戦1周2Mをトップで回る関(手前)=中日スポーツ提供
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 次代のボート界を担う若手たちが激闘を繰り広げた、浜名湖ボート(静岡県)のプレミアムG1「第5回ヤングダービー」は最終日の24日、12Rで優勝戦を争い、通算8度目の優出だった1枠の関浩哉(23)=群馬=がイン逃げで優勝。一般戦も含め、初めての優勝をG1で成し遂げるという史上2人目の離れ業を演じた。同じ記録を狙った、優勝未経験の2枠・松尾充が2着。6枠から前付けで4コースを取った安河内将が3着。節間の売上額(目標額54億円)は51億円余りだった。

■ヒーロー

 土台のしっかりした男は何事にも動じなかった。G1初出場の上に、一般戦でもVがなかった関浩哉が、初体験の優勝戦1枠の重圧までもはね返し、初VをG1で達成した。同じ記録は1988年の四国地区選(優勝=山下将人)の例があるだけで、技量が成熟した近代ボートレースでは相当な快挙。「こんな大きな舞台で初優勝なんて実感が湧かない。自分が優勝でいいのかな」。童顔の好青年は恐縮するばかりだった。

 いやいや、今節は紛れもなく優勝にふさわしい走りだった。初戦のG1初1着は、勝機の高いインではなくセンターから。Sはゼロ台を連発し、優勝戦も02。「自信を持ったSでないと優勝戦は失敗する。だから自信を持って行った」。勝ったことはなくても、勝つための兵法は体に染み込んでいた。

 そんな強さの土台をつくったのがデビュー後3年間の修業期間。師匠・土屋太朗の教えに従ってスローには入らず、準優に1号艇で進んだ時にも大外に出た。「“準優1枠で入らないなんてバカじゃないの”とも言われて…。葛藤した時期はあった」。それでも貫いた先にあったのが今回の快挙。当時、G1を勝つ姿を想像できたかとの問いには即答した。「だって、そのために外で戦ってきたんですから。何となくそうしていたわけではない」。強い信念を持った取り組みは、未来を裏切らなかった。

 これでSGへの出場切符もゲット。「今後は周囲の期待も大きくなる。不安もあるが、SGの舞台で群馬の先輩から学びたいことがあるので頑張りたい」。今年のSG戦線は、オーシャン、メモリアルと群馬の毒島誠が2連続優勝中。強固な土台を備えた若武者には、そんな先輩の教えを積み上げる余地が無限大。そびえ立つ巨塔となる未来へと期待は膨らむ。 (深堀)

◆関 浩哉(せき・ひろや)1994年11月16日生まれの23歳。群馬県立吉井高卒業。2014年11月のデビューから3年間はスローに入らずダッシュ一本で戦い、18年前期にA級昇格。

【優勝戦VTR】

 6枠安河内が前付け。S展示は(1)(2)(6)/(3)(4)(5)の3対3も、本番は3枠木下が抵抗。(1)(2)(3)(6)/(4)(5)の4対2となった。

 スリットは関がコンマ02のトップSで飛び出し、そのまま先マイ。木下の全速強襲は大きく流れ、BSは1番差しの松尾、最内を差した安河内が順走の形に。松尾を抑え込んで退けた関は1周2Mもあっさり先取り。首位を確定させた。2、3着争いも松尾、安河内が順に回って決着。

 2018/09/25付 西日本スポーツ

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