ボートレーサー養成所で入所式

入所生代表として誓いのことばを述べる東本千佳(右)
入所生代表として誓いのことばを述べる東本千佳(右)
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父・原田富士男(右)が目標と話す雄次
父・原田富士男(右)が目標と話す雄次
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ボートレーサーの母・香川素子(右)と息子の颯太
ボートレーサーの母・香川素子(右)と息子の颯太
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 「ボートレーサー養成所」(福岡県柳川市)で5日、第125期入所式が行われ、志願者951人の中から18.6倍の狭き門をくぐり抜けた51人(女子8人)が、晴れの日を迎えた。

 式では日本モーターボート競走会の潮田政明会長が「くじけることなく向上心を持って取り組んでほしい。負けまいとする気持ち、1分1秒を大切にする気持ち、初志貫徹する気持ちを持ち続けることが肝要」と訓示。入所生代表の東本千佳(ひがしもと・ちか)=22、大阪出身=は「礼と節を重んじ、日々努力することを誓います」と決意を述べた。

■エリート一家また一人 原田富士男の息子・雄次が入所 兄・才一郎は122期チャンプ

 入所した20歳の原田雄次(はらだ・ゆうじ)=福岡出身=の父はG1ホルダーのボートレーサー・富士男(福岡支部)、兄は122期の養成所チャンプで、デビュー戦は1着を勝ち取り注目を集めた才一郎(同)。エリート一家から再び、若き獅子が艇界への一歩を踏み出す。

 努力家の父の姿を見て育った。レースの勉強を家でも欠かさなかった。「かっこいい。将来はレーサーになる」と誓った。中学3年生のとき、兄が養成所受験に向けたトレーニングを開始したのをきっかけに、自分も小学1年から続けている剣道以外に、遠賀川でのランニング、体幹を鍛えるためのジムに通った。

 これまで入所受験での失敗を洗い出し解消し、6回目で合格。富士男は「こつこつと努力するし、真面目。ボートレーサーに向いている」と太鼓判を押す。雄次の目標は「技を駆使して、多くの人を沸かせるレーサーになりたいです。そしてボートレースの魅力を伝えていけたら」と目を輝かす。才一郎と二人。福岡支部で期待される篠崎元志・仁志兄弟のように、全国に名をとどろかす兄弟レーサーになるはずだ。

■香川素子の息子・颯太 両親と一緒にレースを

 18歳の香川颯太(かがわ・そうた)=京都出身=は、2度目のチャレンジで合格した。母は女子レーサーとして第一線で活躍する香川素子(滋賀支部)。

 母も父もボートレーサー。小さい頃からレーサーという職業を身近に感じ、漠然と同じ道へ進もうと思っていた。決定打は16歳のとき、「レーサーになるなら一緒に走りたい」という父の一言だ。

 努力を続けても必ず勝てる甘い世界ではない。厳しさを知る素子は「心配と不安ばかり。だけど、本人が決めた以上、全力で支える」と母の一面もちらり。入所試験には、柔軟性の強化や走り込みなど、息子の足りない部分を“先輩”として指摘。二人三脚で受験を乗り切った。

 「親に恥じないレーサーになりたい。まずは無事に卒業して、一日でも早く一緒に走れるようになりたい」と颯太。素子は「息子に負けるのも嫌だけど、転覆されるのも嫌です」と笑いながら、レース場で競う日を楽しみに待つ。

=2018/10/06付 西日本スポーツ=

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