J3北九州のホープ 東京五輪世代21歳DF浦田

J3北九州の定位置争いに挑む「東京五輪世代」の浦田(左)
J3北九州の定位置争いに挑む「東京五輪世代」の浦田(左)
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■J3きょう開幕 北九州は17日に初戦

 サッカーJ3がきょう9日に開幕する。3年ぶりのJ2復帰を狙うギラヴァンツ北九州で「東京五輪世代」のホープとして注目されるのが、U-21(21歳以下)日本代表DF浦田樹(21)だ。浦田は同五輪日本代表の森保一監督(49)がU-21代表を率いた1月のU-23アジア選手権に出場。2年後への生き残りを懸けたシーズンに、北九州でアピールを続け、チームの昇格に貢献することを誓った。北九州の今季初戦は第2節、17日のホーム琉球戦。J3からの「成り上がり」で夢舞台に立つ!

■成り上がる

 勝負の年への決意は固い。今季J2千葉から北九州に完全移籍した浦田は「(東京)五輪に出るために試合に出続けないといけない」と、まずは北九州での定位置確保を目指していく。

 千葉から期限付き移籍で北九州に来た昨季は13試合出場。「シーズンを通して試合に出続けられなかった」と悔しがる。チームも9位と不本意なシーズンを過ごし、完全移籍を決断。「絶対に昇格しなければいけない。一年通じて戦い続ける強いメンタルを持ち続けたい」と燃える。

 クロスやセットプレーのキックの精度に自信を持つ左利きのサイドバック。2016年にはブラジルでのプレーも経験し、負けたらサポーターにつばを吐かれる環境で「勝負へのこだわりの強さを学んだ」。昨年12月に森保監督が率いるU-20日本代表に選ばれ、M-150カップ(タイ)にウイングバックで全3試合に出場。今年1月のU-23アジア選手権も2試合に出場した。「自分の特徴を出したから次(U-23アジア選手権)も呼ばれたと思う。左足の(精度の)部分をしっかり見てもらえた」と手応えを得た。

 それでも2020年に輝くため「もっとアピールが必要」と自覚する。DFの冨安健洋(ベルギー・シントトロイデン)、中山雄太(柏)ら、この世代で戦った昨年のU-20ワールドカップ時の主力は今回の二つの遠征に不参加。「これまで年代別の代表に選ばれたから呼ばれただけ。これからはチーム(北九州)での結果が必要」と実感を込めた。

 今季北九州の監督に、金沢をJ2に昇格させた実績を持つ森下仁之氏が就任。ポゼッション(ボール保持)を重視し、豊富な運動量も求める指揮官の下で、浦田はレベルアップを誓う。「求められるハードルは高いが、それができたときにチームとしてもすごく魅力的なサッカーになる」。夢舞台に立つために成長速度は緩めない。 (向吉三郎)

 ◆浦田樹(うらた・いつき)1997年1月29日生まれ。東京都出身。幼稚園からヴァロールSCでサッカーを始め、中学から千葉の下部組織へ。15歳で年代別日本代表に初めて選ばれる。2015年に千葉のトップチームに昇格。16年にブラジル・パラナ州1部のPSTCに期限付き移籍。同年、千葉に復帰後、J3琉球に期限付き移籍し、8試合に出場。17年は北九州に期限付き移籍。177センチ、69キロ。北九州での背番号は13。

=2018/03/09付 西日本スポーツ=

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