尚絅、初の3位

【女子準決勝・中村学園女子‐尚絅】大津(中村学園女子・右)の胴を狙う首藤(尚絅)
【女子準決勝・中村学園女子‐尚絅】大津(中村学園女子・右)の胴を狙う首藤(尚絅)
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 明治中期に創立された尚絅が剣道で新たな時代をつくった。今春の全国選抜に初出場。熊本県大会2位にとどまり全国総体出場は逃したが、玉竜旗で初の3位。「総体に出られず、意地をみせた。上出来です」。水政行弘監督は6試合を勝ち抜いたチームをたたえた。

 学校が中高一貫教育となって6年目。その1期生に当たる3年生の一人、大将の境桃花は「6年の間に日本一になると誓い合っていた。それを達成できず、悔いが残る」と笑顔を見せなかった。

 熊本地震で1カ月間も休校した。部員同士が飲料水など不足する物資を融通し合い、自宅のある地域でボランティアをしながら、自主練習。境は妹で尚絅中主将の明日花と素振りを繰り返した。

 玉竜旗直前にその尚絅中が県大会を制し、全国大会出場を決めた。観戦する“妹たち”の目の前で、一昨年に1勝もできずに敗れた守谷(茨城)に同じ5回戦で雪辱を果たし、さらに一つ勝った。

 来春には明日花ら新戦力が加わる。「今後のいい出発点になった。一からまたチームをしっかりとつくっていく」。水政監督は決意を込めた。

=2016/07/27付 西日本新聞朝刊=

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