筑紫台、福岡勢対決で涙 「攻めて頂点」あと一歩

応援のスタンドに向かってあいさつする筑紫台の選手たち
応援のスタンドに向かってあいさつする筑紫台の選手たち
写真を見る
【女子決勝・中村学園女子‐筑紫台】椎井(中村学園女子・左)の胴を攻める時田
【女子決勝・中村学園女子‐筑紫台】椎井(中村学園女子・左)の胴を攻める時田
写真を見る

 決勝で県内のライバル校に屈し、涙の輪ができた。「負けたけど、一人一人が攻めて勝つという筑紫台の剣道をした。15人の全部員で戦い抜いた。最高のチームだった」。副将の日高楓花主将(3年)は顔を上げた。

 中村学園女子の先鋒に2人が抜かれて苦しい展開に。延長が続いた福岡第一との準決勝で粘る大将を退けた日高も、相手次鋒と引き分けに終わった。最後は大将の小川梨々香(2年)が中堅に延長で面を打ち込まれた。

 連覇を目指して8強に終わった昨年の悔しさが、このチームの原動力だった。年末年始も学校で合宿し、年間400以上という練習試合、厳しい稽古を重ねた。5分前行動による時間厳守や整理整頓の徹底など、道場の内外で心技体を磨いた。

 世界一と日本一になって100周年記念のトークライブに出演し、スタンドから応援した大先輩、松本弥月(神奈川県警)に優勝の笑顔を見せることはできなかった。泣き続ける選手たちを、金森靖二監督は「思い切っていった。金メダルを与えたい」とたたえた。

 「日本一のチームワークで日本一になってほしい」。日高主将の言葉に、小川は「悔しさを忘れずにやる」。筑紫台の新たな挑戦が始まる。

=2016/07/27付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]