福翔、受け継ぐ闘志 兄の助言胸に園田5人抜き

【男子2回戦・総社‐福翔】秋田(総社・右)の竹刀をかわし、面を決める園田(福翔)
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順調に2回戦を突破した福翔の選手たち
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 5人抜きで伝統校を白星発進させた先鋒は、首をちょっとかしげた。「バテて足が止まり、4人目、5人目と、1本ずつしか取れなかった。全て2本勝ちしたかった」。福翔の園田航太(2年)の反省だ。

 玉竜旗デビュー戦となった総社(岡山)との2回戦。大会創設100周年だった昨年、第1回大会から出場を続ける福翔をベスト16に導いた兄太一さん(現東亜大)のアドバイスが園田の頭にあった。「足を使って相手を崩し、展開を速く」

 軽快なフットワークで相手を翻弄(ほんろう)し、先鋒に面、小手で勝つと、中堅までいずれも2本勝ち。副将を迎えてやや疲れが見え、手元も浮いたが、1本も打たれずに大将まで抜いた。

 チームの大黒柱だったのが兄。弟は「チームに勢いを与えてもらいたい」と菊池忍監督に先鋒を託された。北九州市出身で、福岡市内の監督宅に下宿中。毎朝30分間、強豪として名高い道場「如水館」で腕を磨く監督の子どもたち3人とロードを走り、床を自在に動く足腰を鍛えてきた。

 次鋒から大将までの4人は昨年の経験者。中でも2年連続で次鋒の高津魁人主将(3年)はベスト16までの6試合計13戦で8勝4分け1敗だった。「チームでは僕と園田に攻撃力がある。2人でいい流れをつくりたい」。福岡商時代、歴代最多の9度優勝。玉竜旗出場が1世紀を超える伝統校に好選手が育っている。

=2017/07/28付 西日本新聞朝刊=

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