人に教えたくなるヤフオクD「ルーフオープン」の雑学 屋根開閉1回のコストって?

夕日に照らされる中、屋根を開いて西武とソフトバンクの試合が始まったヤフオクドーム=22日撮影
夕日に照らされる中、屋根を開いて西武とソフトバンクの試合が始まったヤフオクドーム=22日撮影
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 ソフトバンクは22~24日の西武3連戦を、本拠地ヤフオクドームの開閉式屋根を開いて行う「ルーフオープンシリーズ」として開催している。巨大な屋根が開閉する仕組みについて、球団に資料を求めた。

 金属製の屋根は厚さ4メートル。3枚構造で、1枚の重さは約4000トンある。近隣のシンボル、福岡タワー(地下の基礎部分を除く)と同じ重さという。

 ちなみに3枚計1万2000トンは、ジャンボジェット40機分に相当。それから、チタンが約100トン使われており、チタン屋根としては世界最大だ。

 固定されている下段に、上段、中段がレールの上を120度スライドして重なる設計。屋根の直径は約213メートルなので、上段、中段はそれぞれ約223メートル移動していることになる。

 1回の開閉にかかるコストは「電気代や人件費、運営費、設備費を含め100万円」(球団)。開くのに20分、閉じるのにも同じ時間がかかる。

 開閉に相応のエネルギー消費を伴う屋根だが普段、エコに一役買っている。約3万2000平方メートルにも及ぶ面積を生かし、雨水を地下の水槽に貯留。ろ過してトイレや清掃水に利用している。雨水を貯留する仕組みには、大雨の際、球場敷地内から放流される雨水の量を低減する目的もある。

 屋根を開けた場合は騒音問題も出てくる。球団は「年間で数試合限定ということで、周辺の方のご理解、ご協力を得て開催しております」と説明。さまざまな調整の結果、「ルーフオープンデー」と銘打って12年からシーズン2~3試合の実施を恒例化するようになった。

 7回表が終わると屋根のクローズが始まり、恒例の「勝利の花火」は通常通り閉じられた屋根の中で行われる。8回以降に滑り込んでも“いつものドーム”の可能性が高い。

 なお試合開催の時間帯に30%以上の降水確率、また風速8メートル以上でルーフオープン実施は見合わせとなる。こうした情報は球団が公式ホームページやツイッターで随時、発信している。

=2018/05/23 西日本スポーツ=

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