看板カード“獅子と鷹”の激闘史 両軍OB秋山氏の予言通り?熱帯びる直接対決

15日から直接対決に臨むソフトバンク・工藤監督(左)と西武・辻監督
15日から直接対決に臨むソフトバンク・工藤監督(左)と西武・辻監督
写真を見る

 パ・リーグは首位西武と2位ソフトバンクが15日からメットライフドームでの直接対決に臨む。2連覇が懸かるソフトバンクは開幕から首位の座を守っている西武に8月11日時点で11.5ゲーム差をつけられていたが、驚異的な追い上げで大接近した。獅子が逃げ切り態勢に入るか、追う鷹が大逆転優勝に近づくか。注目の3連戦となる。

 「ライオンズVSホークス」は看板カードとしてパ・リーグを盛り上げてきた歴史がある。優勝回数は西武(西鉄、太平洋、クラウンライター)21度、ソフトバンク(南海、ダイエー)18度でリーグ1、2位。通算対戦成績は昨シーズン終了時点でソフトバンク835勝、西武808勝(88引き分け)と競り合いながらライバル関係を築いた。

 1970年代までは南海が優位だったが、力関係に変化が生じたのは西武がライオンズを買収して埼玉・所沢に本拠地を構えた79年あたりからだ。82~2002年と21年連続で西武が勝ち越し。03年にダイエーがようやく勝ち越してからは毎年勝ち越しチームが入れ替わり、11年から昨年までは7年連続でソフトバンクが勝ち越している。

 両チームが1、2位でペナントレースを終えたのは昨年までに14度ある。このうち、1ゲーム差以内での決着は5度。最も差がなかったのは記憶にも新しい10年だ。同年は首位西武が残り7試合で2位ソフトバンクに3.5ゲーム差、優勝マジック「4」を点灯させながら福岡での直接対決3連戦で3連敗。結果的ににソフトバンクが逆転で頂点に立ち、最終成績は0ゲーム差、勝率わずか2厘差だった。

 この10年にソフトバンクを監督として率いた秋山幸二氏は、以前から看板カードの“復活”を願っていた1人だ。現役時代は80~90年代に黄金期の西武で活躍した後、94年のダイエー移籍後に弱小と呼ばれたチームを先頭に立って引っ張りライバル関係をよみがえらせた。移籍後初優勝の99年、リーグ連覇した00年はいずれも2位が西武。だからこそ、西武が14年から3年連続でBクラスに沈んだ時には「昔は頑張っていたのにさあ、寂しいじゃん」と口にしたこともある。

 今年5月、西武の所沢移転40年を記念した企画の一環で25年ぶりに西武のユニホーム姿を披露した秋山氏は言った。「激パというか、今年のパ・リーグは混戦になると思う。西武は若手が育ってきて応援しがいがある。この先も優勝争いをしてほしい」

 今年の対戦成績はソフトバンク10勝、西武8勝で残り7試合。3位には2年前にソフトバンクとの最大11.5ゲーム差をひっくり返して頂点に立った日本ハムもつけている。看板カードが久しぶりに熱視線を浴びながら、パ・リーグの優勝争いはまもなく大詰めを迎える。

=2018/09/14 西日本スポーツ=

西日本新聞のイチオシ [PR]

ソフトバンクホークス選手の写真販売中!

西日本新聞のイチオシ [PR]