MVPの柳田「監督って大変だなと思いました」 ソフトバンクCS優勝会見全文

CSを突破し、談笑しながらスタンドへあいさつに向かう柳田(左)と工藤監督
CSを突破し、談笑しながらスタンドへあいさつに向かう柳田(左)と工藤監督
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 ◆パ・リーグCSファイナルステージ:第5戦 西武5ー6ソフトバンク(21日・メットライフドーム)


 レギュラーシーズン2位のソフトバンクが10年ぶりにリーグ優勝した西武を4勝2敗(アドバンテージの西武1勝含む)で下し、2年連続の日本シリーズ進出を決めた。シーズン2位以下からの日本シリーズ出場は初めて。工藤監督、MVPに選ばれた選手会長の柳田が出席してCS優勝会見が行われた。

-日本シリーズ進出を決めた
工藤監督(以下工藤) これからしっかりと、パ・リーグの代表としてファンの皆さんから喜んでもらえるような日本シリーズにしたい。その上でしっかり勝てるように。

柳田 また大舞台で野球ができるんだと、ワクワクしています。

-2位からの進出は球団史上初めて
工藤 本当に、シーズンで優勝できなかった悔しい思いを持った上でCSを戦い、勝った上で日本シリーズへ行きたい、もう一度、目標である日本一をとりにいきたいと思っていた。西武さんに負けて悔しい思いを持ってCSに臨んで、しっかり勝てたことが選手たちの何よりの自信になった。しっかりと自信を持ってパ・リーグの代表として戦わないといけない。覚悟というか、もう一度ファンの皆さんと日本一になるんだという強い思いを持って、選手たちにも今日で終わりじゃない、ここからなんだというものを持っていかなきゃいけないと言いたいと思います。

柳田 シーズン中、悔しい思いをした。個人的にもメットライフ(ドーム)ではあまりいい成績を残せなかったけど(CSで)いいバッティングを出せた。そういう意味ではシーズン中の悔しさを晴らせたのかなと思います。

-5試合で44得点。相手を上回った要因は
工藤 誰がということではなく、チームが一つになって、とにかく日本シリーズに出るんだという強い思いが勝利につながった。試合に出た選手たち、ベンチでいつでも出られるように待機してくれた選手たち、選手たちを支えてくれた裏方さんやスタッフさんが同じ気持ちで、このクライマックスのファースト、ファイナルを同じ思いで戦ってくれた。日ごろから常にアドバイスを僕にくれているコーチのみんなが、絶対に勝つんだという強い思いを持って僕を励ましてくれたことはありがたかった。全てのことが一つになれたことで勝てたんじゃないかと思います。

柳田 一つはやっぱり雰囲気というか、監督、コーチの方がすごいやりやすい、伸び伸びと野球をやらせていただいた。みんなのモチベーションがすごい高くて、技術とかそういう部分じゃなく、メンタル面でチームが一つになったんじゃないかなと思います。

-「雰囲気」とは、具体的にはどんな部分か
柳田 好きなようにやらせてくださる。自分たちのやりたいように気持ちよくプレーをさせてくれるというか、そういうところ。

-ベンチ入りした選手が全員試合に出場。チームの力が感じられたCSになった
工藤 頼もしくて、力強くて、何とかしたいという思いが非常に伝わってきた。負けた試合でも明日は何とかするんだと、絶対に自分たちが勝って日本シリーズに行くんだという思いが、ベンチにいても、ものすごく感じることができたのは、このチームで監督をやらせていただいて本当によかったなと思っている。このような(日本シリーズの)素晴らしい舞台につれていってくれて本当に感謝しています。

-MVPは柳田選手
柳田 それは本当にたまたま。裏方さんもそうですし、首脳陣の方々に本当に感謝しています。

-その4番の働きを工藤監督はどう見ていたか
工藤 本当に頼もしい。何ていうのか、彼の野球に対するひたむきな姿というか、一打席一打席を無駄にしない一生懸命さ、シーズンを通しても頑張ってくれましたし、その中でも体がどこも悪くないというわけではない中で、チームのためにという思いを僕も感じながらシーズンもクライマックス(シリーズ)も過ごさせてもらった。彼のプロ野球選手としての意識の高さをすごく感じられて、さすが4番、さすが今年から選手会長によくなってくれたと思います。

-シーズンでは優勝できなかった。そこからどんな部分を反省してCSに臨んだか
工藤 反省は143試合を考えればたくさんあったと思う。あれこれ言っても長くなりますが、悔しい思いをしっかり持ってくれたことが一番だと思います。

-工藤監督にとってはいろいろな面で決断が迫られるシリーズでもあった
工藤 それはもう、私の仕事でもありますので、僕自身も(選手起用で)苦渋の決断をしないといけないところもありましたし、それでもコーチの皆さんたちとしっかり話をして、どうやったら勝てるんだというところをみんなで話しながらここまでやってこれた。そして勝つことができた。僕自身ほっとしているし、コーチの皆さんも本当にいろんなことを考えてやってくれた。感謝している。

-工藤監督のそういう姿をそばで見てきた柳田選手はどう感じている?
柳田 はい。監督って大変だなと…思いました(笑)。はい。

-2年連続日本一への挑戦権を得た。相手は広島
工藤 攻撃的な野球をするチームですし、本当に西武さんと同じようにね、打ち勝ってきたチームというイメージがありますので、そこは短い時間ではありますがしっかり準備して勝てるようにしたいと思います。

-柳田選手は地元チームとの対戦になる
柳田 やっぱり足も使えて、打つバッターがたくさんいますし、ピッチャーもすごいピッチャーがたくさんいるので。難しい相手ですけど、全身全霊をかけて頑張ります。

-日本シリーズで広島と戦うのは初めて
柳田 日本シリーズでカープと戦えるっていうのは、ちっちゃいころから考えると想像できないけど、そういう舞台に立てるのでかみしめて頑張ります。

-ファンは日本一を信じている
工藤 しっかりとホークスらしい野球をやることが大事だと思う。短期決戦ということを考えれば、何が起こるか分からないので、最後まで諦めないで、自分たちがやってきた野球を信じて。そして選手たちを信じて、絶対に日本一になるという思いは広島さんに負けないように。選手全員にも伝えて、ファンの皆さんが見てて楽しい、すごい、さすがだなと思うようなプレーをして、最後にはしっかり勝てるように頑張っていきたいと思います。

柳田 今年、工藤監督を胴上げしていないので、胴上げしたいなと思います。

-工藤監督、その言葉を聞いてどうですか
工藤 ありがとうございます(笑)。よろしくお願いします。

=2018/10/21 西日本スポーツ=

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