ソフトバンクのサブマリン高橋礼 契約更改でも“下手に出た”理由

広島との日本シリーズでのソフトバンク・高橋礼
広島との日本シリーズでのソフトバンク・高橋礼
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 ソフトバンク高橋礼投手(23)が5日、ヤフオクドーム内で契約更改交渉に臨み、200万円アップの年俸1400万円でサインした。(金額は推定)

 1年目の今季は12試合に登板し0勝1敗、防御率3・00。プロ未勝利だが、最終盤で先発として存在感を発揮した。西武とのCSファイナルステージ第5戦で先発。1点リードの5回2死で降板、勝利投手の権利まであと1死のところだった。

 その前にもリーグ順位決定後、CSを見据え先発テストされた試合で、4点リードで4回無失点のまま降板したこともあった。不遇の印象もある一方、本人はいたって冷静だ。

 「4点取ってたから勝てたんじゃないかという話になりますけど、4点がなかったら次の回、点を取られて負け投手になってたかもしれない。次の回、ゼロでいける自信はなかった。自分の力で勝ちを持ってくるのはなかなか難しい。悔しい、納得のいかないシーズンではありました」

 これに限らず「ホークスだから投げられた」とも話した。「甲斐さんの盗塁阻止率が高くて盗塁もなかなかされない。四球を出しても打者に集中できる。味方の打者の方たちがたくさん点を取ってくれる。そこが非常に大きい部分。まだ実力がないのは事実」と言う。

 200万円アップの査定を「それぐらいが妥当、というか」と受け止めた。「客観的に見ると、それぐらいしか上げられない。自分に不満です。金額にじゃなく、自分に不満がある」と続けた。

 辞退者の代替ながら、秋には初めて侍ジャパンにも選出されたが「そこまで結果を出していない。ウィキペディアで成績を見たとき、僕は12試合で0勝1敗」。だから「自分の中では(提示額に)折り合いが付いた。もっとしっかり活躍したときに、上げてくださいと言いたいので」。自分なりに材料と気持ちを整理してから、初の契約交渉に臨んだようだ。

 来季は先発ローテーション入りを目指す。「ロングリリーフを何度もやらせてもらって、やっぱり先発として試合をつくりたい気持ちが大きくなった。(救援登板は)ビハインドの場面が多かったけど、0-0だったら…と考えると、もっと自分が成長できると思う」。来年1月は専大松戸高の2学年先輩、日本ハム上沢と鹿児島・徳之島で合同自主トレの予定。今季、初の2桁11勝を挙げた右腕に先発としての備えを学ぶ。

=2018/12/05 西日本スポーツ=

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