2年で背番号元に戻した松田宣 球団も異例対応「ハイ分かったとは言ってない」

背番号5でプレーするソフトバンク松田宣=2016年
背番号5でプレーするソフトバンク松田宣=2016年
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 ソフトバンクの松田宣浩内野手(35)が18日、ヤフオクドーム内で契約を更改した。来季は4年契約の4年目で、現状維持の年俸4億円プラス出来高でサイン。来季は背番号「3」を以前の「5」に戻す。(金額は推定)

 2桁の背番号で数年、活躍を続け、思い入れのある1桁の背番号への変更を希望するのは、プロ野球選手の一つの夢だ。ただ1桁から1桁は珍しく、さらに再び1桁に変更となると異例中の異例といえる。

 ソフトバンクの三笠球団統括本部長がこの日の契約交渉後、経緯を説明。「申し出があったら『ようし分かった』と全員の番号を変えていたら、わけが分からなくなる」と前置きし、松田宣の背番号再変更について「どういう意味合いなのかとか、ちょっと時間をかけて話した。今日、申し出があって『ハイ分かった』と言ったわけではない」と強調した。

 2006年のプロ入りから背番号5だった松田宣。海外FA権を行使して残留し、4年契約を結んだ15年オフに背番号3への変更を希望した。この時は元の背番号3で、退団して現役続行を模索していた先輩・松中の願いを聞き入れる形で断念。その後、松中は引退し、翌16年オフに松田宣は背番号3の念願をかなえた。それから2年という短いスパンでの再変更となる。

 三笠本部長は、個人的な思いとして「3番に変えて、すぐ5番に戻したいっていうのは、当初はいかがなものかとは思った」という。「程度の問題というか。毎年のように次は5番、次は3番で、となると、いろんな人に迷惑が掛かる」。球団としては頻繁な変更要望には応じかねる部分がある。

 もっとも不承不承、応じたわけではなく「本人も別にわがままを言っているわけではない。『毎年のように背番号を変えたいというような、あまり節操がない感じにするのは良くない』という、われわれの考えも本人は理解している」と話す。

 不調でポストシーズンではグラシアルに三塁のスタメンを譲ることも多かったが、レギュラーシーズン全143試合に出場し、30本塁打超を放った働きを評価。最終的には、背番号変更が「かねての希望」であることもくんだ。

 「複数年契約の最終年でもあるし、本人としては初心に帰って心機一転、番号を元に戻して来年に挑みたいということだったので、ならばいいんじゃないかと了解した。心機一転、頑張ってくれ、と思っています」と期待を寄せた。

=2018/12/18 西日本スポーツ=

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