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林1失点完投 東筑夏秋制覇 秋季高校野球福岡県大会

9回1失点で完投した公式戦初先発の東筑・林
9回1失点で完投した公式戦初先発の東筑・林
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三振で試合を締め、捕手の野口(手前右)と抱き合う東筑の先発林(手前左)
三振で試合を締め、捕手の野口(手前右)と抱き合う東筑の先発林(手前左)
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準優勝となってグラウンドを1周する筑陽学園の選手たち
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 高校野球の秋季福岡大会は8日、北九州市民球場で決勝を行い、東筑が筑陽学園を10-1で破り、夏秋連続の優勝を果たした。東筑はエース石田旭昇(2年)を温存。公式戦初先発の林大毅(同)が1失点、152球で完投し、打線も13安打で援護した。両校は九州大会(21日開幕、宮崎県)に出場。同大会の組み合わせ抽選会は12日に行われる。

 最後の打者を空振り三振に仕留めると、林は捕手の野口皓生(2年)と笑顔で抱き合った。「とにかくほっとした」。初の公式戦先発で1失点完投勝ちした右腕を青野浩彦監督は「期待通りの投球をしてくれた」とたたえた。

 林は九州大会出場を決めた7日の準決勝後、青野監督から先発を言い渡された。普段は内野手と投手を兼任し、準決勝では7番三塁で先発。「かなり緊張しました」。それでも準決勝で4本塁打を含む16安打10得点の筑陽学園打線に対し、最速137キロの真っすぐと90キロ台のカーブの緩急を生かしながら低めに球を集め、9回1死まで得点を許さなかった。

 今年のゴールデンウイーク明けに右肘を剥離骨折。夏の福岡大会、甲子園とスタンドから同学年の石田の活躍を見てきた。「一人で夏を投げきったのはすごい。でも悔しい。負けたくないライバルです」。複雑な思いをこの日のマウンドでぶつけた。

 「ライバル」石田は出場機会がなく、ベンチから声援を送った。「いつも林が声をからして応援してくれる。だからきょうは自分がベンチで声をからそうと思った」。石田が高校入学後に上手投げから横手投げに転向したのは、林と出会い「向こうが球速は上。このままでは駄目」と思ったからだった。エースは「いつか(努力が)花開くと思っていた。今日は僕がうれしい」と同級生の活躍を誰よりも喜んだ。

 福岡の公立校として21年ぶりの選手権出場を果たした東筑は、秋季大会でも2012年の久留米商以来の優勝。九州大会で、福岡の公立校では1956年夏、57年春の小倉以来の夏春連続甲子園を目指す。林は「夏秋連覇は素直にうれしい。公立校でもやればできると実感している。九州大会でも投手として活躍したい」と意気込んだ。 (米村勇飛)

 ◆林 大毅(はやし・ひろき)2000年4月26日生まれの17歳。北九州市出身。神興東小3年から「神興ヤンキース」で軟式野球を始め、福間東中では軟式の「古賀ベースボールクラブ」でプレー。中学時代は投手と一塁手で、3年時に出場した全日本少年軟式野球クラブチーム選抜大会で4強。東筑高では1年秋からベンチ入り。変化球はカーブ、スライダー、チェンジアップ。176センチ、69キロ。右投げ右打ち。

   ◇    ◇

 筑陽学園強打振るわず 4失策で10失点

 1試合平均8得点を超える強打で勝ち上がってきた筑陽学園は東筑の林を捉えきれなかった。内野ゴロは全部で17個。江口監督から「ゴロを打たないように強振しろ」と指示されたが、低めに集める相手バッテリーの術中にはまった。守りでも4失策が絡んで大量失点を喫しただけに、江口監督は「投手を中心に、守備の整備が課題。九州大会までの2週間で課題を克服して臨みたい」と巻き返しを期した。

=2017/10/09付 西日本スポーツ=

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