九国大付が選抜8強の創成館を打破 春季九州高校野球25日に準決勝 未来沖縄×九国大付、明豊×東筑

3回に中前打を放つ九州国際大付の葛城。初回の3ランを含む3安打の活躍だった
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ホームランボールを手に笑顔の葛城
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 高校野球の春季九州大会(第142回九州大会)第3日は23日、福岡県の久留米市、小郡市両野球場で準々決勝4試合を行った。九州国際大付(福岡)は5番葛城陸(2年)の3ランなどで主導権を握り、昨秋の九州王者で選抜大会8強の創成館(長崎)に5-1で快勝した。九州国際大付は2015年春以来の準決勝進出。東筑(福岡)は樟南(鹿児島)に6-3で勝ち、2季連続の4強。明豊(大分)は伊万里(佐賀)に5-4でサヨナラ勝ちし、10年春以来8年ぶりの4強入り。初出場の未来沖縄は八幡(福岡)を9-1の7回コールドで破った。24日は休養日で、25日の準決勝は久留米市野球場で未来沖縄-九州国際大付、明豊-東筑のカードで行われる。

 押せ押せムードに乗ってフルスイングした。初回に1点を先制し、なお1死二、三塁の好機。九州国際大付の葛城は投手心理を読んでいた。「変化球でストライクが取れていなかったから」。2ボールから創成館の先発左腕、荒木が投じた直球を見逃さなかった。98メートルの左翼フェンスをライナーで越える3ラン。選抜8強チームを相手に早々と4点のリードを奪った。

 高校通算本塁打は8本だが、今春だけで早くも4本をマーク。春季福岡県大会では自由ケ丘や小倉といった実力校の投手を痛打した。ひと冬越えて飛距離が伸びたことに「1日1000回のスクワット効果」と照れながら、たくましく盛り上がった太ももの辺りをさわった。3回には中前打。9回は送りバントを試みて三塁前に転がした打球が内野安打になった。

 「葛城は足もあるし、次は4番を打たせてみようかな」と楠城徹監督も認める高い能力を九州大会の舞台で発揮。投げては継投を視野に入れながら、序盤のリードを3年生右腕の山本有希也が一人で死守した。故障明けで初戦を完投した2年生エースの下村海翔を使わず、昨秋の九州王者を倒した。「向こう(創成館の稙田監督)にはコールド(負け)だけは勘弁してくれと言っていたのに」。楠城監督の笑いは止まらない。

 今夏、群雄割拠の「北福岡大会」で最大のライバルとなる東筑ナインがスタンドから見つめる中、強打の九州国際大付が堂々の“挑戦状”をたたきつけた。 (西口憲一)

 ◆葛城陸(かつらぎ・りく)2001年7月28日生まれの16歳。福岡市出身。弥生小4年から「弥生ジャイアンツ」で軟式野球を始め、那珂中では硬式クラブの「福岡ボーイズ」でプレーした。50メートル走は6秒2。180センチ、75キロ。右投げ右打ち。

 九州国際大付の山本(99球で1失点完投勝利)「ランナーが出ていなくてもクイックで投げるようになってから、投球が安定してきた。投手陣の競争は厳しいが、何とか勝ち抜いて、夏は背番号1を取りたい」

=2018/04/24付 西日本スポーツ=

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