九州から金足農高に称賛「秋田の誇り」 甲子園準優勝

「みちのく夢プラザ」のパブリックビューイング会場で金足農の選手を応援する人たち=21日午後、福岡市・天神
「みちのく夢プラザ」のパブリックビューイング会場で金足農の選手を応援する人たち=21日午後、福岡市・天神
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 金足農の快進撃に声援を送ってきた九州の秋田県出身者や同じ農業高校の野球部員たちは21日、「秋田魂を示してくれた」「目標にしたい」と、選手たちのさわやかな健闘をたたえた。

 福岡市中央区にある秋田、青森、岩手の東北3県のアンテナショップ「みちのく夢プラザ」ではパブリックビューイングが催され、県人会のメンバーを中心に50人以上が観戦した。

 秋田県五城目町出身の会社員佐藤力さん(40)=福岡県宗像市=は元高校球児。エースで4番だった3年生の夏の県予選準決勝で金足農と対戦し、延長十回に逆転サヨナラ負けした。「バントでしっかりとつなぐ。泥くさい野球は変わっていない」と当時を振り返り「秋田の地力を見せてもらった」。秋田県八郎潟町出身の柴田須磨子さん=福岡市=も「秋田魂を全国に示してくれた。誇らしい」と笑みを浮かべた。

 金足農は県立で選手はみな地元出身。「雑草軍団」を自称する。2009年に夏の甲子園に出場した伊万里農林(佐賀)の野球部はこの日、練習を早めに切り上げ、部員は自宅で観戦して感想文を書くよう宿題が課された。永渕尚弘監督(52)によると、農業高校では休暇中にも農業や食品加工など必修の実習が課され、練習時間が確保しづらい。それでも金足農の快挙に「同じ環境の選手たちの活躍は励みになる」と語る。

 練習で観戦できなかったという島原農(長崎)の2年、平島聖也主将(16)も「投手と野手が一致団結して戦う姿は印象的で、参考になる」。島原農の選手22人はみな島原半島出身といい「金農は僕たちの目標です」と力を込めた。

=2018/08/22付 西日本新聞朝刊=

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