筑陽学園、逆転で初優勝 監督驚き5点差はね返す 秋季高校野球九州大会

優勝した筑陽学園ナイン
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最後の打者を打ち取り、拳を握る筑陽学園の西舘
最後の打者を打ち取り、拳を握る筑陽学園の西舘
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 ◆秋季高校野球九州大会:決勝 筑陽学園7‐5明豊(25日・リブワーク藤崎台)

 高校野球の秋季九州大会(第143回九州大会)は25日、熊本市のリブワーク藤崎台球場で決勝を行い、筑陽学園(福岡)が明豊(大分)を7-5で破って初優勝を果たした。最大5点のリードを奪われた筑陽学園は、中盤以降に追い上げ、8回に4安打などで3点を挙げて逆転。5回から登板した西舘昂汰(2年)が追加点を許さず終盤の逆転劇を呼んだ。筑陽学園は明治神宮大会(11月9日から6日間、神宮)に出場。来年の春季大会(第144回)は鹿児島県で行われる。

■5点差はね返す

 持ち前の粘りを発揮して初めて九州の頂点をつかんだ。1点を追う8回1死、筑陽学園は主将の江原佑哉(2年)の右中間三塁打で突破口を開き、2死となってから3連打などで3得点。「逆転するなら8回しかない」という江口祐司監督の読み通りに明豊を打ち破った。「選手の粘りはこちらが驚くぐらい。みんなが一体になっていた」と江口監督が驚くほどチームは成長した。

■西舘好リリーフ

 逆転劇を呼んだのは西舘の力投だ。2点ビハインドの5回からマウンドに上がると、毎回走者を許しながらも無失点。前日に37度の熱が出たというが「うずうずしていた」と待ち望んだ出番で、130キロ台の直球と80キロ台のカーブで緩急をつけながら相手打線の勢いを止めた。

 西舘は今大会の4試合全てに登板。準々決勝の興南(沖縄)戦で延長13回を完投し、延長12回までもつれた大分との準決勝は8イニングを投げた。江口監督は接戦を次々と制して勝ち進んだ要因に「西舘がここまで頑張ってくれたから」と右腕の働きを挙げた。

 初めて神宮の舞台に上がる。「自分の力がどこまで通用するか試してみたい」と西舘は楽しみにしている。 (前田泰子)

■明豊2季連続準V

 明豊は2季連続準優勝で神宮切符を逃した。4回までに5点を奪ったが、中盤から反撃を許し、1点リードの7回から登板したエース若杉も踏ん張れなかった。春の決勝は九州国際大付(福岡)に0-13で大敗し、秋は逆転負け。川崎監督は「相手の勝ちたい気持ちにやられた。九州チャンピオンになるには何かが足りないんだと思う」と話し、1年生5人がスタメンに並んだ若いチームの成長に期待した。

=2018/10/26付 西日本スポーツ=

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