筑陽学園三本の矢、全国1勝射る 明治神宮野球大会

明治神宮野球大会で全国初勝利を目指す筑陽学園の(左から)西舘、西、菅井
明治神宮野球大会で全国初勝利を目指す筑陽学園の(左から)西舘、西、菅井
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 高校の部で10日に桐蔭学園(神奈川)との初戦に臨む筑陽学園は、九州大会初優勝の原動力となった「三本の矢」で全国大会初勝利を狙う。経験豊富な軟投派右腕のエース西雄大(2年)、左腕菅井一輝(同)、本格派右腕の西舘昂汰(同)とタイプの違う3投手が神宮のマウンドで快投を演じる。

 投手陣の奮闘なくしては実現しなかった明治神宮の晴れ舞台。1年夏から登板し経験豊富な軟投派の西、切れのある変化球が武器の左腕菅井、最速144キロの本格派右腕西舘とタイプの異なる3人で全国の強豪を抑え込む。

 クラスも同じで普段は仲が良いが、グラウンドではライバル。ブルペンで3人並んで投球練習をするときは「ほかの2人に負けたくない」とそれぞれがついつい力が入ってしまう。現在西が背負うエースナンバーも「自分が1番をつけたい」と菅井と西舘はエースの座を狙っている。

 九州大会では背番号10番だった西舘が大活躍した。全4試合に登板し、準々決勝の興南(沖縄)戦ではタイブレークにもつれ込んだ13回を投げきり完封。九州大会まで9回を投げたことがなかった右腕は「自信がついた。全国で自分の球がどれだけ通用するか試したい」と楽しみにしている。

 西も菅井も、西舘に負けるつもりはない。九州大会初戦と決勝で先発した西は「自分がエースだという投球をしたい」と意気込む。九州大会では防御率0・00の菅井は「九州大会は途中降板して悔しかったので、悔しさをぶつけたい」と気合を入れる。

 チームの目標はもちろん全国の頂点。2003年夏の甲子園ではダルビッシュ有を擁する東北(宮城)に初戦敗退した。「ほかの2人がいるから思い切り投げられる」と信頼で結ばれている3人が、まずはチーム初の全国1勝をけん引する。 (前田泰子)

=2018/11/09付 西日本スポーツ=

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