秋山監督 強烈ダメ出し 岩崎背信6失点…結局2位

西日本スポーツ

6回無死一、二塁、オリックス・ペーニャに勝ち越し3ランを浴びる岩崎 拡大

6回無死一、二塁、オリックス・ペーニャに勝ち越し3ランを浴びる岩崎

 気にいらねぇ-。とがりまくった秋山監督の言葉が全てだ。打たれちゃいけない相手に打たれた上、与えちゃいけない点を与えた。岩崎翔投手(24)が糸井に先制10号ソロ、ペーニャに20号3ランを被弾。あげく四球から点を失った。前半戦最大のヤマ場となった首位攻防3連戦で手痛い負け越し。対オリックスは3カード連続負け越しで通算4勝7敗となった。今後も続くオリックスとのマッチレース。上を向いて戦うしかない。

 ■元助っ人に被弾

 柳田の豪快な11号ソロで1点差に迫った最終回。逆転を信じて声をからした観客席のボルテージが最高潮に達する中、後続があっさり3者連続三振に倒れた。前日9日の逆転勝利で返り咲いていた首位の座から、わずか一夜にして転落。マッチレースを繰り広げる宿敵オリックスに対し、3カード連続の負け越しだ。

 「あの回(6回)だよな。4点目はいらねぇんだよ」。秋山監督の口調の厳しさが、この敗戦の持つ意味を物語る。怒りの矛先は、先発の岩崎だ。2-2の同点で迎えた6回。無死一、二塁から、ペーニャに真ん中高めへの失投を軽々と左翼席に運ばれた。

 昨季まで2年間在籍した元助っ人の20号3ランで3点差。痛すぎる一発に変わりはないが、指揮官が珍しく激しい口調で「ダメ出し」したのは、岩崎がその直後に失った1点だ。1死から8番伊藤に四球を許すと、2死から平野恵にも四球。2死一、二塁として、安達には甘く入ったフォークを中前適時打にされた。結果的に、この回に許した「4点目」が、最後まで重くのしかかった。

 「3点取られました、じゃあ次の1点はやらない。ヒットを打たれました、じゃあ次の打者を抑える。(岩崎は被弾の前後で投球が)明らかに違う。見ててわかるだろ? そういうんじゃダメなんだよ。あの辺が気に入らないね」

 被弾のショックからか直後にマウンドで弱気な姿を見せた若手右腕に、指揮官は怒り心頭だ。厳しい言葉も、継投という選択肢もあった中で続投させたのも、将来のエース候補として期待しているからこそ。ただ、ベンチの思いを知ってか知らずか、大事な一戦で、岩崎がその思いに応えられなかったのが、現実だ。

 ■「4点目」重く…

 前半戦最大のヤマ場となった本拠地での首位攻防3連戦。8日の第1ラウンドでも、ペーニャに一発を許すなど、元助っ人にやられるという皮肉な形で負け越してしまった。これで対オリックスには4勝7敗。3位以下が大きく離れている状況で、今後も「マッチレース」は予想されるだけに、直接対決で大きく負け越しているのは何とも気掛かりだ。

 台風8号による試合の中止も検討された中で、台風8号が進路を変えたこともあり無事に開催された第3ラウンド。天気をうらみたくなるような敗戦だが、この黒星を引きずってはいられない。 (倉成孝史)

=2014/07/11付 西日本スポーツ=

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