工藤ホークス 初の非公開練習サインプレー確認 王者のカーテン

西日本スポーツ

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サインプレーの練習が非公開となり、室内練習場に入る選手たち

 能あるタカは爪隠す!? 工藤ホークスが、今キャンプ初めて非公開での練習を行った。A組全選手が室内練習場に集まり、報道陣を完全シャットアウトして守備のサインプレーを確認。いよいよ「本番モード」へと突入するが、工藤公康監督(51)は21日から始まるオープン戦について、同一リーグ相手にも戦力を隠すことなく、王者の貫禄で開幕への準備を進めていく考えを示した。

 ■練習場正面に警備員

 普段はあけっぴろげな指揮官が、初めて「カーテン」を閉めた。キャッチボール、シートノックなど終えると、A組の全選手が室内練習場へと集合。正面には警備員が立ち、報道陣はシャットアウトされた。30分間の予定だったが、10分以上延長しての密室練習。室内練習場から出てきた工藤監督の表情は満足そうな笑みを浮かべた。

 初の非公開練習について工藤監督は「長かった? いろいろだよ。(サインプレーの)確認とかね」と、多くを語ることはなかった。飯田外野守備走塁コーチは「去年まではやったことがなかったみたいだったからね」と説明。通常のプレーに加えて、1シーズンに数度使うかどうかの細かいサインプレーの確認も行ったもようだ。

 一つのサインプレーや、一つのミスは、試合だけでなくシーズンの流れを左右する可能性もある。「これからも何回かはやると思うよ」と工藤監督。打つ、投げる、だけでなく「局面」を想定しての非公開練習は、球団初の2年連続日本一へ向けていよいよチームが本番モードへと突入していくことを示した。

 ■新戦力「投げさせる」

 この日の練習こそ非公開だったが、王者の貫禄で対外試合では自軍の戦力を隠すことはしない。21日からは、オープン戦がスタート。しかも初戦は、リーグ優勝を争ったオリックスだ。工藤監督は「意識はしない。(相手の)戦力分析とかも当然しないといけないけど、出し惜しみをすることはない。いろんな作戦もやっていきたい」と、正々堂々と開幕へ向けた準備を進めていく構えだ。

 攻撃での作戦面に加えて、新戦力についても「彼らの(登板)タイミングがそうなれば、同一リーグでも投げさせる」と、オープン戦ではパ・リーグ相手であろうと、松坂やバンデンハークらを包み隠すことなく登板させるつもりだ。「隠しても分かるからね。シーズンでは何試合もあるわけだし」。能あるタカが、王者らしく連覇へ向けてその爪を研ぐ。 (倉成孝史)

=2015/02/20付 西日本スポーツ=

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