大隣 開幕へテンポアップ 修正成功5回1失点

西日本スポーツ

 開幕に向けて順調に調整を続ける大隣憲司投手(30)が11日、ウエスタン春季教育リーグの阪神戦(鳴尾浜)に先発し、5回を被安打3、1失点にまとめた。序盤は制球を乱す場面もあったが、意識的に投球のテンポを速めた3回以降は阪神打線をノーヒットに抑えた。次回登板予定は18日、ロッテとのオープン戦(ヤフオクドーム)。開幕2カード目、31日からのオリックス3連戦(同)に向け、仕上げていく。

 終わってみれば、実り多い登板だった。「2回まで投球のテンポが悪く(制球が)バラバラ。よく1点ですんだ。3回からは自分のテンポで投げられた。(80球程度の予定で)5回までいけたのは良かった」。大隣は手応えを口にした。

 1点リードの初回、1死から与えた四球が絡んで伊藤隼に同点の右犠飛を許した。2回までに3安打、2四球。リズムに乗れなかった。鳴尾浜球場がある兵庫県西宮市はこの日、正午の時点で気温4・9度。時折小雪が舞うほどの寒さだったが「条件はみんな同じ。言い訳にならない」ときっぱり。昨季終盤とポストシーズンでことごとく好投を続けた左腕は、悪条件のマウンドで修正ポイントを発見した。

 「セットに入って投げるまでの時間を少し速くしたら、昨年のベストなテンポになった。こういうことは実戦をやらないと気づけない」。3回以降に許した走者は四球の1人だけ。制球面もコーナーでなく「大胆に」ストライクゾーンへ投げ込みながら、ギアを上げた。

 反省点も残る。今年初の実戦登板となった前回3日、阪神とのオープン戦(丸亀)では2回で被安打3、2失点。変化球の精度を課題に掲げたが、今回も「全体的に良くない」と首を振った。「簡単に走られた」と二盗を2度許している。「この先はもっと内容を求めていく」。左腕は顔を引き締め直した。 (林 原弘)

=2015/03/12付 西日本スポーツ=

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