「夏リベンジ果たせ」 九州学院 初戦で涙 最後まで奮闘 選手に大声援

西日本新聞

8回に2点目を上げ、盛り上がる九州学院のアルプス席 拡大

8回に2点目を上げ、盛り上がる九州学院のアルプス席

初戦に敗れ、整列する選手たち

 第87回選抜高校野球大会が開幕した21日、3年ぶり6回目の出場となった九州学院は開会式直後の開幕試合に登場。好投手を擁する八戸学院光星(青森)に挑んだが、終盤に大量得点を奪われ、2-9で敗れた。それでも、最後まで諦めずに戦った選手たちに、アルプス席の応援団は拍手を送り「夏にリベンジを果たせ」と激励した。

 開会式の入場行進。出場全32校のうち4番目に姿を見せると、一塁側アルプス席に詰めかけた在校生や保護者らが大拍手。主将の中原力也捕手(3年)の母かおりさん(40)は「とにかく全力を出し切って」と試合開始を待ちわびた。

 午前10時半。いよいよ試合が始まった。伊勢大夢投手(3年)が一回表の相手攻撃を3人で抑える。裏の攻撃、1死二塁で、3番友田晃聡(あきとし)二塁手(同)がタイムリーを放ち1点を先制。父伸二さん(49)は「いつも走者をホームに返したいと話していた。練習の成果が出た」と喜んだ。

 四回。伊勢投手は制球を乱し、2点を取られて逆転されたが、追加点は許さず持ち直した。ベトナムに単身赴任中の父強三さん(47)はこの日朝、帰国して甲子園に。「ピンチは何度も経験してきたから大丈夫だ」と、踏ん張る息子を見つめていた。

 七回。相手の攻撃で難しいフライに果敢に飛び込み、アウトを取った元村優吾右翼手(2年)のファインプレーに、兄駿吾さん(18)は「よっしゃー!」。さらに裏の攻撃で弟が安打を放つと、「勝ってくれー」と声援を送った。

 八回。相手に7点を奪われたものの、ナインは粘り1点を返した。しかし、反撃はそこまで。強三さんは息子らの健闘をたたえながら「夏、再び甲子園に出て、成長した姿を見せて」と話した。

=2015/03/22付 西日本新聞朝刊=

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