摂津 鹿児島無傷3勝 地方球場11戦6勝1敗

西日本スポーツ

8回途中、2失点で2勝目を挙げた摂津 拡大

8回途中、2失点で2勝目を挙げた摂津

初回の投球を終え、グラブをたたく先発・摂津

■7回1/3 2失点
 
 エースを迎える鹿児島のファンの拍手が温かい。8回1死二塁。田中に左前適時打を浴び、2点差と迫られ、摂津はマウンドを降りた。7回1/3を投げ、被安打7の2失点。「どうにかゲームはつくることができたと思う」。先発としての仕事を果たし、勝利を救援陣に託した。

 立ち上がりから丁寧な投球を重ねた。初回を三つの内野ゴロのわずか10球で終える上々の滑り出し。22アウトのうち、15を内野ゴロで稼いだ。象徴的なのが走者を背負って迎えたレアードとの3度の対戦。いずれも変化球を引っかけさせ、全て三ゴロ併殺に仕留めた。

 「マウンドが低く感じたので丁寧にいった」。地方球場を知り尽くした摂津ならではの心配りだ。この日の白星でプロ入り後、地方球場では11試合(救援2度含む)に登板し6勝1敗。中でも鹿児島ではめっぽう強い。2012年4月21日の楽天戦(7回1/3 1失点)、翌13年5月11日の西武戦(7回2失点)に続き、無傷の3戦3勝。慣れない土のグラウンドで日本ハムが失策を連発する一方で、落ち着いて対応していった。

 ■8回自ら志願

 7回で105球。志願して臨んだ8回に1点を返され、交代した。佐藤投手コーチは「本人がいきたいといったけど。でも、2失点だから上出来じゃないの」と上機嫌。エースの力投を工藤監督も「十分投げてくれた。特に真っすぐが良かったので、カーブ、スライダーも効いていた」と満足そうに振り返った。

 7連勝中だった日本ハム打線を寸断し、自身の2勝目。最速141キロを計測し、直球にもキレが戻ってきた。「やっと自分のラインが出せるようになってきた」と摂津らしい表現で手応えを明かした。エースとして、得意の地方でチームの4試合ぶりの勝利を呼び込んだ。 (小畑大悟)

=2015/04/12付 西日本スポーツ=

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