【17日】長身サブマリン沈む 原田圭亮投手(長崎北)

西日本新聞

長崎北の原田 拡大

長崎北の原田

 試合終了の瞬間、ポーカーフェースが崩れた。「立ち上がりにもたついた。しっかり投げていれば…」。初回に2点を失ったが、下手から浮き上がる直球と横滑りするスライダーを武器に、二回から七回まで許した安打は1本。だが「六回から球威がなくなった」と異変を感じながら、最後まで投げ抜いた。

 小江原中野球部2年の時に外野から投手へ転向。184センチの長身を生かしたオーバースローの本格派を目指したが、当時の監督に勧められサイドスローを練習し、高校から県内でも珍しい下手投げに変えた。

 球速より打ちづらさを追求し、プロ野球西武の牧田和久投手の動画を参考に可能な限り腕を下げた。「自分に合っていたし、他にいない」と、体幹を鍛え、難しい制球を磨いた。

 誤算は病だった。昨年11月に気胸を発症し手術を受け、約1カ月半の安静を強いられた。一時は快方へ向かったが5月に再発。不安を抱えたままの本番だった。「悔しいです」と唇をかんだ。

=2015/07/18付 西日本新聞朝刊=

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