同点適時打を放ったエース左腕 大村工・山口力也投手

西日本新聞

【九州文化―大村工】七回から登板した大村工のエース山口 拡大

【九州文化―大村工】七回から登板した大村工のエース山口

 七回から登板した左腕は淡々と着実にアウトカウントを重ねた。「とにかく0点に抑えるだけ」と、3回を無失点。六回まで打線が抑え込まれ、沈んでいたチームの雰囲気も、エースの登場で息を吹き返した。

 1点を追う最終回、1死二塁の好機に打席が回ってきた。「初球から甘い球を狙っていた」。打球は値千金の同点右前適時打。さらに二塁へ進み、打席には途中出場の岩坂悠司選手(3年)が立った。快音とともに右方向に飛ぶ打球。「歓声を聞いてフェアだと分かり、突っ込んだ」とサヨナラのホームを踏んだ。「まだ仲間と野球ができることにとにかくホッとした」

 5月、福井県への遠征で、今春の選抜高校野球大会優勝校の敦賀気比と対戦。同校の優勝投手から手ほどきを受けた変化球という新たな武器を携え、今大会では1回戦で完封勝利した。調子も上々で次戦は昨夏の県大会覇者、海星との対戦を控える。「この流れで次の学校も倒したい」。勢いに乗り、頂点へ駆け上がる。

=2015/07/21付 西日本新聞朝刊=

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