準Vの大成 古賀 初の決勝に導く 体格上回る相手 次々撃破 父・稔彦氏ねぎらう

西日本新聞

表彰式後に試合を振り返り、古賀颯人(右)にアドバイスする父の稔彦氏(左) 拡大

表彰式後に試合を振り返り、古賀颯人(右)にアドバイスする父の稔彦氏(左)

 金鷲旗父子制覇、春の全国選手権の決勝で敗れた国士舘への雪辱を惜しくも逃した。「勝ちたかった。でも全員の強い気持ちを感じられた」。主将として大成を初の決勝に導いた古賀颯人(はやと)(3年)はチームメートをたたえた。

 1992年バルセロナ五輪71キロ級金メダリストで、世田谷学園(東京)時代に84、85年の金鷲旗連覇を経験した古賀稔彦氏(環太平洋大女子総監督)の長男。この日の修徳(東京)との6回戦から先鋒で登場した。春の全国選手権73キロ級2位の古賀は体格で上回る4人を抜き、昨年準決勝で敗れた相手を撃破した。足立学園との準決勝では得意の内股で一本と有効を取って2人を抜いた。

 「自分より体重が重い選手との練習を積み、スタミナには自信があった。後ろには回さず、何人も抜くつもりだった」。国士舘との決勝でも体重108キロの磯村に内股を何度も掛けた。釣り手の右腕には疲れがたまっていた。「勝利への流れをつくりたかった」。ポイントを奪えず、引き分け。チームも敗れた。

 それでもひたむきに闘う姿は、体重無差別で争う90年の全日本選手権で大柄な相手を次々と倒し、準優勝した父をほうふつさせた。石田輝也監督も「精いっぱいやった」と主将をねぎらった。会場で息子を見守った稔彦氏は「正統派の柔道をやる分、相手の圧力をもろに受けて体力を消耗した感じ。でもよく闘った」と目を細めた。

=2015/07/25付 西日本新聞朝刊=

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