筑紫「剣の恩返し」 筑紫台に出稽古 2年生コンビ活躍 「8強以上に」

西日本新聞

【女子1回戦・筑紫‐成東】高石(成東・左)の面をかわし胴を狙う川本(筑紫) 拡大

【女子1回戦・筑紫‐成東】高石(成東・左)の面をかわし胴を狙う川本(筑紫)

1回戦を終えた選手にアドバイスする筑紫の島添未奈美監督

 筑紫の2年生コンビが思い切り攻めた。中堅の川本詩織と次鋒の上野実莉だ。成東(千葉)との1回戦では川本、鵬翔(宮崎)との2回戦では上野がともに3人を抜いた。「これまで3年生の足を引っ張ってばかりだった」と胸に悔しさを秘めていた2人が、目標の「ベスト8以上」へチームを引っ張る。

 2人が玉竜旗で求めたのは「がむしゃらに前に出て思い切りよく打つ」という自分らしい剣道。これに冷静さも加わった。川本は「いつもより相手の動きがよく見えていたし、上野さんも同じだった」と振り返った。面を5度決めて3人を倒し、大将と引き分け。上野も大将を引っ張り出し、面で勝利をつかんだ。

 筑紫は昨年12月の福岡県新人大会2位。昨年の玉竜旗覇者、筑紫台の胸を借りて力をつけた。体育館などが耐震工事のため使えなかった同8月から今年2月まで、週3回程度の出稽古を受け入れてくれたのが筑紫台だった。「つばぜり合いの強さ、駆け引き。いろんなことを学べ、筑紫台が遠い存在でなくなった」と先鋒井手桃美(3年)は感謝する。

 だが、成果を今年5月の全国総体県予選につなげなかった。「甘さがあって、足をすくわれた」と島添未奈美監督は指摘する。玉竜旗は現チームの力を示すラストチャンス。「3年生のためにと、2年生が必死になっている」。そうみている監督が小倉2年時にベスト8入りを果たしたことを、川本も上野も知っている。

=2015/07/26付 西日本新聞朝刊=

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