柳田 勝利優先 トリプルスリーへ逆転の発想

西日本スポーツ

29日までの楽天2連戦で5安打3本塁打8打点と活躍し、盛岡から所沢に向かう柳田 拡大

29日までの楽天2連戦で5安打3本塁打8打点と活躍し、盛岡から所沢に向かう柳田

 ■力みなく打席に
 
 完全復調を遂げた柳田悠岐外野手(26)が、「逆転の発想」でみちのくからトリプルスリー街道を突っ走る。秋田、盛岡と続いた楽天2連戦で計3本塁打の大爆発。シーズン34発ペースに乗せた。3割6分の打率に加え、現在17個でシーズン27個ペースの盗塁を増やしていけば、トリプルスリーがググッと近づく。

 みちのくシリーズから一夜明けた30日、JR盛岡駅に姿を現した柳田は「東北が好きになりました」と笑顔で次の遠征先に向かう新幹線に乗り込んだ。それもそのはず、後半戦2カード5試合で20打数3安打だった「プチスランプ」がうそのように、秋田、盛岡では8打数5安打8打点。豪快な3発は、東北の楽天ファンの度肝を抜いた。

 今季の目標でもあるトリプルスリーを達成するためにも、あえて数字に対する意識を“封印”する。「チームが勝つことに集中しているので、個人の数字は気にしていない。そのことで力みなく打席に入れている。自分が打つことでチームが勝てばいい」。優勝につながる白星を追い求めることが、結果的には個人の目標へ向かってさらに加速することになるはずだ。

 28日の楽天戦では、松井稼の日本通算2000安打の中前打を処理した。トリプルスリーは、その松井稼が2002年に達成したのが最後。これも何かのメッセージなのか。「関係ないっしょ」と一笑に付した柳田が、快挙に向けて全速力で走りだす。 (小畑大悟)

=2015/07/31付 西日本スポーツ=

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