「節目の運」を追い風に 鹿実野球で優勝旗目指す

西日本新聞

北海に快勝し、アルプススタンドに駆けだす鹿児島実ナイン=6日午後1時21分、兵庫県西宮市の甲子園球場 拡大

北海に快勝し、アルプススタンドに駆けだす鹿児島実ナイン=6日午後1時21分、兵庫県西宮市の甲子園球場

 九州の伝統校が、新たな歴史の一歩を踏み出した。6日に開幕した第97回全国高校野球選手権大会。第1試合に登場した鹿児島実(鹿児島)は、高校野球100年の記念すべき甲子園に、最初の校歌を響かせた。くしくも学校創立100年目の同校。「節目の運」(野球部OB)を生かし、鹿児島県勢悲願である深紅の優勝旗を目指す。

 犠打でランナーを進め、ヒットエンドランで揺さぶりを掛ける-。奇策に出ず、オーソドックスな野球が鹿児島実の持ち味だ。その結果、開幕戦で積み上げた得点は18点。早朝に上半身裸で取り組む「裸練」など、伝統の猛練習を重ねてきた選手たちは、スタンドの3万5千人を魅了した。

 今大会は鹿児島実にとって特別だ。1916年創立の同校は、今年が創立100年目。創立80年のときには春の選抜大会を初制覇した。同校OBの宮下正一監督(42)は、主将として出場した90年春の大会で開幕戦を引き当て、初戦突破の勢いに乗ってベスト8まで進んだ。「節目には少なからず縁がある。勝ち進むにはそうした運も大事になる」と言う。

 次戦は夏の優勝7回を誇る強豪、中京大中京(愛知)。「まずは目の前の相手。そして鹿実の新しい歴史をつくりたい」。最低でも自身の誕生日(16日)までは勝ち進みたいという本音を隠し、宮下監督は選手を引き締める。

=2015/08/06 西日本新聞=

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