宮崎日大、1勝遠く 初回2失点、流れ戻せず

西日本新聞

上田西に敗れ、肩を落とす宮崎日大の選手たち 拡大

上田西に敗れ、肩を落とす宮崎日大の選手たち

 上田西の2年生右腕、草海が無四球の99球で投げ切り、単打6本に抑えて完封した。直球とスライダーのコンビネーションがさえ、再三の好フィールディングで自らを助けた。打線は一回に松本の2点適時打で先制。六回にも斎藤の一ゴロの間に1点を奪った。

 宮崎日大は七、八回と反撃のチャンスをつくったが、あと1本が出なかった。

 ◆榊原監督「初回の怖さを知った」

 いきなり宮崎日大の計算に狂いが生じた。初回1死満塁、エース杉尾が2点打を浴びると、榊原監督は投手を一塁の黒木にスイッチ。大量失点は防いだが、流れは最後まで変えられなかった。プロ野球の広島、ダイエー(現ソフトバンク)で11年間プレーした榊原監督は「初回の怖さを知った」と甲子園での初采配を振り返った。

 初回途中に登板した黒木は、五回途中に再び杉尾と交代。その後も黒木と杉尾が交互にマウンドに上がった。「杉尾の状態が良くなかった。一発勝負での我慢は選手がかわいそう」と早めに動いた榊原監督にとっても初回は計算外。「2点リードされての継投は厳しかった」と悔やんだ。

 打線も計算外の事態に苦しんだ。上田西の2年生エース、草海を攻略できず零封負け。1番前田は「(事前の)映像より速い140キロ台の球が多くて、振り負けた。力不足」と目を潤ませた。中盤からはバットを短く持ち、六-八回は得点圏に走者を進めたが、あと1本が出なかった。

 昨夏の宮崎大会後に母校の指揮を託された榊原監督は、ナインに「謙虚さを持て」と言い続け、同校18年ぶりの甲子園切符をつかんだ。届かなかった悲願の1勝。「雰囲気にのみこまれた。悔いが残る」という杉尾は「まずは初戦突破を」と後輩たちに夢を託した。

=2015/08/07付 西日本新聞朝刊=

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