見えた2桁勝利6人 達成なら球団52年ぶり快挙

西日本スポーツ

 最強6人衆完成へ-。工藤ホークスの先発ローテーション投手が、全て2桁勝利を挙げる可能性が高まっている。現時点でクリアしているのは10勝の武田だけだが、スタンリッジが9勝を挙げており、摂津、寺原が8勝、中田、バンデンハークが7勝で続く。2桁勝利投手が6人なら、球団では南海時代の1963年以来。52年ぶりの快挙へ、佐藤投手コーチも白星の量産を期待した。

 長く並ぶことのなかった大記録へ、ホークス先発陣がラストスパートをかける。同一チーム内で2桁勝利が6人。それが現実味のある数字になってきた。南海時代の1963年、杉浦忠やスタンカらレジェンド6投手がこぞって大台に乗せた。球団では52年ぶり3度目の快挙が見えてきた。

 現在、2桁に到達したのは10勝の武田だけ。続く9勝がスタンリッジで、摂津、寺原は8勝、中田、バンデンハークは7勝。「チームの勝ち星(73勝)を考えれば、12、13勝していてもおかしくないやつが多いんだよ。取りこぼしがあったからこうなっている」。現役時代に通算165勝を挙げ、2桁勝利を6度マークした佐藤投手コーチは苦笑いした。

 残りは33試合。先発ローテを外れることなく投げていけば、各投手とも5度ずつは先発機会がある。選手によってハードルの高さは異なるが、手が届く範囲にあるのは間違いない。

 佐藤コーチが先発陣に求めるのは“メリハリ”だ。「投手は1人で、野手は9人。全員に同じような攻め方をしてはいけない。9番に四球なんてもったいない」。勝負どころでの主軸との対戦まで気力、体力を残しておくためには、下位の打者に対して油断することなく、なおかつ簡単に仕留めることを求めた。

 これまでも「10勝は通過点なんだからもっと伸ばしてほしい」と投手陣に求めてきた工藤監督はホークスでの現役時代、福岡移転後初めてリーグ優勝した1999年にチーム2位の11勝を挙げた。同年は篠原貴行、星野順治、若田部健一、永井智浩とともに、移転後最多の2桁勝利5人衆に名を連ねた。一線を越えられる投手の数が多いほど、Vロードの歩みは堅調になっていく。 (谷光太郎)

=2015/08/28付 西日本スポーツ=

PR

最新記事

PR

注目のテーマ