東浜 やっと初星 粘投!自己最多156球

西日本スポーツ

 ■7回7安打5四球
 
 最後まで粘った。7回2死。東浜はカーブで近藤を左飛に打ち取ると、小さくグラブをたたいた。実に156球目。プロ入り後自己最多の投球数で、今季初勝利を手にした。

 2008年、1試合164球を投じた新垣渚(現ヤクルト)以来、球団では7年ぶりの150球超え。三者凡退は一度もなく7安打5四球。それでも2失点でしのぎ、成長の跡を見せた。「各回、最少失点ではいけたけど、崩れたバランスが修正できなかった。野手のリードと細川さんの配球のおかげ」と喜びはほどほどに反省点を口にした。

 開幕ローテ入りも果たしたが2戦1敗、防御率8・38と大きくつまずいた。4月16日のオリックス戦(京セラドーム大阪)以来、約5カ月ぶりの1軍戦。2軍暮らしの間に、1軍はリーグ連覇を目前にしていた。

 ■体幹と下半身強化

 2軍に降格する際、工藤監督からは「打者に向かっていく姿勢を」と課題を突き付けられた。強化ポイントは体幹と下半身。踏み込んだ左脚に体重をうまく乗せられずに膝が突っ張ったままだったため、ボールに指がかからず、直球が軽い上に制球も悪かった。

 倉野2軍投手コーチが「根性論的メニュー」と表現する、腹筋300回を繰り返した。おかげで直球の球威はアップ。初回1死一、三塁のピンチでは中田に対し、この試合最速の144キロを低めに決め、見逃し三振。「5カ月は長く感じなかった」。2軍で流した汗は報われた。

 「1軍の先発としてプレッシャーもあったと思う。7回2失点は先発として十分合格」。工藤監督は、出場選手登録を外さず再びチャンスを与える考えだ。「今日の反省を次に生かしたい」。故郷沖縄から遠く離れた旭川で、東浜が再スタートを切った。 (谷光太郎)

=2015/09/09付 西日本スポーツ=

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