PS切り札!? ウルフ あす1軍先発

西日本スポーツ

試合中止となったコボスタ宮城のグラウンドで、武田とレスリングするウルフ(右) 拡大

試合中止となったコボスタ宮城のグラウンドで、武田とレスリングするウルフ(右)

 独走V目前…でも助っ人枠争いは大混戦! 昨年6月に右肘手術を受けたブライアン・ウルフ投手(34)が、13日の楽天戦(コボスタ宮城)で約1年4カ月ぶりに1軍のマウンドに上がることが決まった。球数制限付きで試運転の意味合いもあるが、好投を見せればポストシーズン(PS)で登板する可能性もある。今季チームの大トリとして7番目に登場する外国人が、猛アピールで大まくりを狙う。

 ■1年4カ月ぶり

 7番目の男は、腕まくりをして出番を待っている。昨年5月18日のオリックス戦を最後にリハビリ生活を送っていたウルフが、V目前の1軍戦線に帰ってくる。「昨年はこの時期にいなかったので、いい経験になると思う。長い時間がかかったけど、準備はできている」と表情を引き締めた。

 母国の米国で昨年6月に手術。リハビリを行い、今年7月に来日。ウエスタンでは、7試合に登板し、23回を4失点(自責3)の防御率1・17と好結果を残してきた。5日の阪神戦では最長の5回を74球。「100パーセントかどうかは分からないけど、しっかり投げられる」と自信をみせた。

 工藤監督は「下(2軍)では投げられているけど、上でどれだけ投げられるか」とテスト的な意味合いも示唆。吉井投手コーチは「まだローテに入れる状態ではないので、まずは1度投げてみてから。80~90球ぐらいの球数制限付きになるだろう」と説明した。

 首脳陣は様子見といったところだが、完全復活アピールへのまたとない機会だ。外国人枠争いは激しく、不動の李大浩、サファテに加え、8勝無敗のバンデンハークがいる。9勝のスタンリッジさえ2軍調整中。カニザレスは好調で、前半戦に結果を残したバリオスも2軍に控える。「そんなに遠くは見ていないよ」。ウルフは涼しい顔だが、ポストシーズンへの「ジョーカー」になる可能性もある。

 この日は、コボスタ宮城でキャッチボールなどで調整。「久しぶりにお客さんがたくさん入った中で投げるのは興奮するだろう」。ここに来て、さらに戦力が加わる。 (小畑大悟)

=2015/09/12付 西日本スポーツ=

PR

PR

注目のテーマ