和田 4年ぶり西戸崎 思い出の地に里帰り

西日本スポーツ

 米大リーグから5年ぶりに復帰する和田毅投手(34)が29日、2011年の前回在籍時以来となる西戸崎合宿所でのトレーニングを行った。寮生活を送った思い出の地を懐かしみながら、みっちりと3時間汗を流した。その姿には、若手選手らの目もくぎ付け。来春の宮崎キャンプより一足先に、ホークスの和田が動き始めた。

 ■150メートルダッシュ20本

 博多湾からの冷たい海風を切り裂くように和田が、走った。対岸にはヤフオクドームがそびえる。寮生活を過ごし、前回在籍の9年間、慣れ親しんだ西戸崎合宿所に帰ってきた。現在の練習拠点は東京都内だが、今回所用で訪れ、汗を流した。「懐かしいですね。(ファーム本拠地の移転で)なくなるのは寂しいし、ここで練習ができて良かった」と笑った。

 4年ぶりに足を運ぶと、かつてのチームメートや新顔とあいさつを交わした。若手中心の顔ぶれだったため「半分以上わかんない。覚えていかないと」と苦笑い。すぐに屋外に繰り出すと、150メートルダッシュを20本。屋内ではキャッチボールで徐々に距離を伸ばし、最後は変化球も投げ込んだ。

 「遠投も60~70メートルぐらい投げている。ある程度(肩を)つくっておけば、問題ない。時間が限られているので、投げられるときはたくさん投げて、1月に入ってから(距離を)伸ばしていきたい」

 その後はトレーニング室にこもり、ウエートトレーニング。妥協のない練習姿勢は若タカたちの目をくぎ付けにした。和田が出身の島根で開催する「和田毅杯少年野球大会」で小学生時代、優勝投手となったこともある育成の東方は「黙々とやられていたので、話しかけられなかった」。支配下に返り咲いた左腕の坂田も「全てが勉強になる」と目を輝かせた。

 3時間のトレーニングを終えた和田は「徐々に話しかけていければいい。声をかけやすい空気をつくってあげたいし、話しかけられれば何でも答える」と若手への協力を惜しまない姿勢を示した。工藤監督の「よく練習する選手だと聞いているし、若手選手の手本にもなるんじゃないか」との期待にも応えてくれそうだ。

 もっとも、まずは自身の完全復活が第一条件となる。「投げられるところを見せていかないといけないし、競争の部分でもある」と言い切った。来春の宮崎キャンプまでは都内で自主トレを行う予定。“里帰り”した左腕は、懐かしの場所で心地よい汗を流した。 (小畑大悟)

=2015/11/30付 西日本スポーツ=

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